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プログラミング教育

ゲーム制作で楽しく学ぼう!小学生におすすめのプログラミング言語9選

ゲーム制作に必要なプログラミングスキルって……?

ゲームをする人

「2020年から小学校でプログラミング教育が必修化されたけど、何から始めたらいいの?」
「うちの子、ゲームが大好き。この『好き』を学びにつなげられたらいいのに…」

お子さんの将来を想う保護者様にとって、プログラミング教育は関心事のひとつですよね。しかし、専門的なイメージが強く、何から手をつければ良いか分からない、というお悩みもよくお聞きします。

もし、お子さんがゲーム好きなら、その好奇心を活かさない手はありません。プログラミング学習の入り口として「ゲーム制作」は、お子さんが夢中になって取り組める最高のテーマです。

この記事では、ゲーム制作というテーマを通じて、お子さんのプログラミング学習を成功に導くための情報を、分かりやすく解説します。

  • なぜ、最初のプログラミング学習にゲーム制作がおすすめなの?
  • 小学生でも安心!ゲーム感覚で学べるプログラミング言語
  • 本格的なゲーム開発に使われる言語と、そのステップアップ方法
  • ゲームプログラマーになるために、今から伸ばせる力とは?
  • プログラミング学習で保護者様が気をつけたいポイント

「プログラミングは難しそう」というイメージを払拭し、お子さんの「楽しい!」を引き出すヒントが満載。ぜひ最後までご覧いただき、お子さんの未来の可能性を広げる第一歩にしてください。

【まずはここから】小学生のゲーム制作デビューにおすすめの言語

プログラミング言語

「プログラミング言語」と聞くと、英語や記号が並んだ難しい画面を想像されるかもしれません。しかし、ご安心ください。最近では、お子さんでも直感的に操作できる、まるでブロック遊びのようなプログラミング言語が登場しています。

初めてのプログラミングに最適!「Scratch(スクラッチ)」

もし、お子さんがプログラミングに初めて触れるのであれば、「Scratch(スクラッチ)」が最もおすすめです。

Scratchは、アメリカの有名大学マサチューセッツ工科大学(MIT)で、子どもたちのために開発されたプログラミング言語です。難しいコードを一切書くことなく、「10歩動かす」「1秒待つ」といった指示が書かれたブロックを組み合わせるだけで、キャラクターを動かしたり、音を鳴らしたりできます。

Scratchがおすすめな3つの理由

初めてのプログラミングにScratchがおすすめな理由は、3つあります。それぞれを詳しく見ていきましょう。

ゲーム感覚でプログラミングの基礎が身につく

ブロックをつなげていくだけで、本格的なゲームやアニメーションが作れます。試行錯誤しながら「こうすれば、こう動くのか!」という発見を繰り返すうちに、プログラミングの基本的な考え方である「論理的思考力」が自然と養われます。

パソコンとインターネットがあれば、すぐに無料で始められる

専用のソフトをダウンロードする必要はありません。公式サイトにアクセスするだけで、誰でも無料で利用できます(※通信料は別途かかります)。世界中の子どもたちが作った作品を見て、自分の作品の参考にすることも可能です。

日本語に完全対応で安心

ブロックの指示も、ウェブサイトの説明もすべて日本語なので、お子さん一人でも安心して学習を進められます。

まずはScratchで「自分で何かを作り出す楽しさ」を知ることが、その後の学習意欲に繋がる大切なステップです。

なぜゲーム制作がプログラミング学習の入り口に最適なの?

近未来な画像

数あるプログラミングのテーマの中で、なぜ特にゲーム制作が小学生におすすめなのでしょうか。それには、お子さんの成長に繋がる明確な理由があります。

「好き」だから、夢中になれる

何よりも一番の理由は、お子さん自身が「楽しい」と感じられることです。自分が遊んでいるようなゲームを「作る側」になるという体験は、知的好奇心を大いに刺激します。

「キャラクターをジャンプさせたい」「敵を出現させたい」といった目標のために、子どもたちは自ら進んで考え、試行錯誤を始めます。この「やらされている感」のない主体的な学びが、学習効果を飛躍的に高めるのです。

目標が明確で、達成感を味わいやすい

「ゲームを完成させる」という分かりやすいゴールがあるため、モチベーションを維持しやすいのも特長です。最初は「キャラクターを左右に動かす」といった簡単な目標から始め、徐々に「ジャンプさせる」「アイテムを取れるようにする」とステップアップしていきます。

一つひとつの「できた!」という小さな成功体験の積み重ねが、お子さんの自信を育み、「もっとすごいものを作りたい!」という次なる挑戦への意欲を引き出します。

「プログラミング的思考」が自然と身につく

ゲームを作る過程は、まさに「プログラミング的思考」を鍛えるトレーニングです。

  • どうすればゴールできるか?(目的の明確化)
  • キャラクターをどう動かすか?(手順の分解)
  • もし敵にぶつかったらどうなるか?(条件分岐)
  • うまくいかない原因はどこか?(分析と修正)

これらの思考プロセスを、ゲーム制作を通じて楽しく繰り返すことで、物事を順序立てて考え、問題を解決する力が自然と身につきます。この力は、算数や国語といった他の教科の学習はもちろん、将来社会で活躍するためにも不可欠な能力です。

ご家庭での学習は難しい?プログラミング教室という選択肢

キーボード

Scratchのように手軽に始められるツールはありますが、ご家庭だけで学習を進めることの難しさを感じる保護者様も少なくありません。

「子どもに質問されても、専門的で答えられない…」
「エラーが出た時に、どこを直せばいいか分からず親子でギブアップ…」
「飽きっぽい性格なので、一人だと長続きしないかも…」

こんな時、頼りになるのがプログラミング教室です。専門知識を持った講師が、お子さんの「なぜ?」「どうして?」に丁寧に寄り添い、つまずきを「わかった!」に変えてくれます。体系的なカリキュラムに沿って学ぶことで、知識が断片的にならず、着実にステップアップできるのも大きなメリットです。

楽しくプログラミング言語を学ぶなら「プロクラ」

数あるプログラミング教室の中でも、特にお子さんの「楽しい!」を引き出すことに力を入れているのが、私たち「プロクラ」です。

プロクラは、お子さんが大好きなマインクラフトの世界でプログラミングを学べる特別な教室です。子どもたちが慣れ親しんだ世界だからこそ、学ぶことへの抵抗がなく、自然とプログラミングの世界に没頭できます。

プロクラでは、いきなり難しいコードを書くことはありません。まずはScratchのようにブロックを組み合わせる簡単な操作からスタートし、お子さんのレベルに合わせて、徐々に本格的なプログラミング言語へとステップアップしていきます。

「うちの子でも続けられるかな?」とご不安な保護者様、ぜひ一度、無料体験教室にお越しください。お子さんが目を輝かせながら課題に取り組む姿に、きっと驚かれるはずです。

【中級・上級編】本格的なゲーム開発に使われるプログラミング言語8選

プログラミングをする男性

Scratchでプログラミングの楽しさに目覚め、「もっと本格的なゲームを作ってみたい!」という意欲が出てきたお子さん向けに、実際にプロの現場でも使われている言語をいくつかご紹介します。

ここからは少し専門的になりますが、「こんなことができるようになるんだ」という未来の姿として、参考にしてみてください。

プログラミング言語特徴と作れるゲームの例
C# (シーシャープ)世界的に人気のゲーム開発ツール「Unity」で使われる言語。3Dゲームやスマホアプリなど、幅広いゲームが作れます。
Python (パイソン)文法がシンプルで分かりやすく、初心者にも学びやすい言語。簡単なゲームから、AIを使ったゲーム開発まで可能です。
JavaScript (ジャバスクリプト)Webブラウザ上で動くゲームを作るのが得意。Webサイトにちょっとしたゲームを入れる時などにも使われます。
C++ (シープラスプラス)家庭用ゲーム機(PlayStationやNintendo Switchなど)のソフト開発で広く使われています。処理速度が速い分、難易度は高めです。
Java (ジャバ)Androidのスマホアプリ開発でよく使われる言語。パソコンのOSに左右されず、様々な環境で動くのが特徴です。
Swift (スウィフト)iPhoneやiPadなど、Apple製品のアプリを作るための言語。コードがシンプルで、初心者でも比較的読みやすいです。
Ruby (ルビー)日本人が開発した言語で、日本語の情報が豊富。Webサービス開発で有名ですが、ゲーム制作も可能です。
PHP (ピーエイチピー)主にWebページ作成に使われますが、ブラウザで遊べるソーシャルゲームなどでも利用されています。

これらの言語は、Scratchと違って英語のコードをキーボードで入力していく「テキストプログラミング」という方式です。最初は難しく感じるかもしれませんが、一つひとつ意味を理解し、思い通りに動かせた時の感動は格別です。

プロクラでは、ビジュアルプログラミングで基礎を固めた後、こうした本格的な言語へのステップアップもサポートしています。

将来ゲームプログラマーになるために、今から伸ばせる5つの力

PC

「ゲームが好き」という気持ちが、「将来はゲームを作る仕事がしたい!」という夢に繋がるお子さんも多いでしょう。プログラミングスキルはもちろん重要ですが、第一線で活躍するゲームプログラマーになるためには、それ以外にも大切な力があります。

1. コミュニケーション能力

ゲーム開発は、チームで行う共同作業です。プログラマーだけでなく、企画を考えるプランナー、絵を描くデザイナーなど、様々な役割の人が協力し合って一つの作品を作り上げます。自分の考えを正確に伝えたり、相手の意図を汲み取ったりする力は不可欠です。

2. 読解力

ゲームプログラマーは、「仕様書」と呼ばれるゲームの設計図をもとにプログラミングを行います。そこに書かれている内容を正しく理解し、「なぜこのような仕様になっているのか」という背景まで想像できると、より良いゲーム作りにつながります。

3. 忍耐力・集中力

学習する子ども

ゲーム開発には、「デバッグ」という作業がつきものです。これは、プログラムのミス(バグ)を見つけて修正する地道な作業。何度もテストを繰り返し、根気強く原因を探っていく忍耐力と集中力が求められます。

4. 客観力・想像力

ゲームは、遊んでくれるユーザーがいて初めて成り立ちます。「自分は面白いと思うけど、プレイヤーはどう感じるだろう?」と、常にユーザーの目線に立って考える客観的な視点や、プレイヤーの気持ちを想像する力が大切です。

5. 新しいことを学ぶ探求心

IT業界の技術は日進月歩です。次々と新しい技術やツールが登場するため、「もっと面白くするにはどうすればいいか」と常にアンテナを張り、新しい知識を学び続ける姿勢が、プロとして長く活躍する秘訣です。

これらの力は、プログラミング教室で仲間と協力して作品を作る経験や、試行錯誤を繰り返す中で育まれていきます。

【保護者様向け】プログラミング学習で大切にしてほしい3つのこと

お子さんのプログラミング学習をサポートする保護者様に、ぜひ心に留めておいていただきたいポイントをお伝えします。

お子さんの「好き」と「やりたい」を尊重する

一番大切なのは、お子さん自身が「楽しい」と感じることです。「面白い!」「次はこんなことをしてみたい!」という知的好奇心が、学びの最大の原動力となります。

保護者様は、お子さんの挑戦を温かく見守り、小さな「できた!」を一緒に喜んであげてください。

質問できる環境を用意する

学習を進めていると、必ず分からないことや、うまくいかない壁にぶつかります。そんな時、気軽に質問できる相手がいるかどうかは、挫折しないために非常に重要です。

ご家庭で解決するのが難しい場合は、プログラミング教室のような専門家を頼るのも有効な手段です。

丸暗記ではなく「試行錯誤」を褒める

プログラミングに、絶対的な正解は一つではありません。参考書通りに作るだけでなく、自分なりにアレンジを加えたり、失敗を繰り返したりするプロセスそのものが学びです。

うまくいった結果だけでなく、粘り強く取り組んだ過程をぜひ褒めてあげてください。その経験が、将来困難に立ち向かうための「問題解決能力」につながっていきます。

ゲーム作りは、未来を切り拓く最高の学

ゲームをプレイする人

この記事では、小学生のプログラミング学習の入り口として「ゲーム制作」がいかに最適か、そしてそのために役立つプログラミング言語について解説しました。

  • 最初のステップは、Scratchのようなビジュアルプログラミングがおすすめ。
  • ゲーム作りを通じて、論理的思考力や問題解決能力が育まれる。
  • 本格的なゲーム開発には、C#やPythonといった言語が使われる。
  • 学習を成功させる鍵は、お子さん自身が「楽しい」と思える環境。

プログラミングスキルは、これからの時代を生きる子どもたちにとって、自分のアイデアを形にし、未来を切り拓くための強力な武器となります。

「好き」を「学ぶ力」に変える。その第一歩を、プロクラの無料体験教室から始めてみませんか?マインクラフトの世界で夢中になって学ぶお子さんの、新たな可能性を発見できるはずです。

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