お子さんが小学校に入学すると、いよいよ「保護者会」という言葉をよく耳にするようになります。しかし、初めての保護者会は何をするのかも知らない状態なので、誰しもが少し緊張するもの。
周囲とどのような話をすればいいのか、先生に何を聞かれるのか、またどのような服装で行くのが正しいのかと不安になる方も多いでしょう。とはいえ保護者会は、保護者様同士が学校や先生とつながる貴重な機会だといえます。
そこで今回は、保護者会とはどのようなものなのか、小学校での役割や内容、保護者会と懇談会との違いや参加時に知っておきたい注意点について詳しく解説します。
まず保護者会とは、小学校で開催される保護者様向けの集まりのことを指します。主に、担任の先生や学校からの連絡事項、学級での子どもたちの様子、学校行事のだいたいのスケジュールやPTA活動・係についての説明が行われます。
また、保護者様同士が顔を合わせる機会でもあり、子どもたちとの生活環境を共有し、協力体制を築くための場としても機能するでしょう。保護者会とは、子どもたちの学校生活を支える「橋渡し」のような存在です。
保護者会と懇談会は似ているようで、実は異なります。ここでは、それぞれの違いを詳しく解説します。
保護者会とは、同じ学年・学級の家族が一堂に会し、先生の話を聞いたり、PTA活動の説明や役員の選出を行ったりする集まりです。ほとんどの学校では全体で話を聞く形式が多く、年度初めや学期ごとに開催されることが一般的です。
そして保護者会では、学校の方針や行事予定、学級での様子やPTAの役割分担などが共有されるため、家庭と学校の連携を深める重要な時間となります。また、同じクラスの保護者様同士で顔を合わせる貴重な場でもあります。
懇談会とは、主に担任の先生が学級での子どもたちの様子や授業内容、子どもたちの成長について説明する会です。保護者会に比べて、教育的な内容が中心となり、個別の話はせずに学級全体の傾向を共有することが目的です。
懇談会は、先生と保護者様が子どもたちの育ちを共に考える場でもあり、保護者会とはまた違った角度での学びがあります。
では、保護者会ではどのような内容が話されるのでしょうか。ここでは主なトピックを3つご紹介します。
保護者会の中でもとくに関心が高いのが、担任の先生からの「学級の様子」の報告です。授業中の子どもたちの姿勢や取り組み方、友人関係やクラスの雰囲気など、日々の生活を具体的なエピソードを交えて伝えてくれることが多く、家庭では見えない一面を見るいい機会となります。
また先生の目を通して、客観的にお子さんを見てもらうことで、新たな発見があることも。なかにはちょっとしたトラブルや気になる行動が共有されることもありますが、早めに知っておくことで家庭でフォローしやすくなります。
保護者会では年間を通して行われる学校行事のスケジュールや、近年のイベントについての詳細説明が行われることがほとんどです。たとえば、運動会や遠足、社会見学に授業参観など学校生活の大きな行事についてのだいたいの日程や家庭での協力事項などが伝えられます。
また、行事ごとの目的や教育的な意義についての詳しい説明があることもあり、子どもたちにどのような経験をしてほしいのかという先生方の思いに触れられます。事前に知っておくことで家庭内のスケジュールを調整しやすくなり、お子さんにも余裕をもって声かけできるでしょう。
保護者会で避けて通れないのが「PTA役員や学級委員等の選出に関する話題」です。年度初めの保護者会では、とくにこのテーマが中心となることが多く、各家庭の事情に配慮しながら、立候補や推薦によって決められます。
ここで役員に選ばれると、年に数回の集まりや行事の手伝いが発生することもありますが、その分、学校や先生との距離が近付き、子どもたちの学校生活により深く関われるというメリットもあります。
保護者会や懇談会に欠席しても、大きな問題にはなりません。ただし、委員や係の決定などが行われることもあり、不在によって希望が通りにくくなる可能性があります。
そこで、行かない選択肢とその影響とは何か、具体的に紹介します。
仕事や家庭の事情で保護者会に参加できないことは誰にでもあります。そもそも保護者会とはあくまで任意参加の場であり、出席できないからといって、お子さんに不利益があるわけではありません。
気になる場合は、配布された資料や後日の先生からのフォローで内容を確認できます。また、どうしても都合がつかないときは、連絡帳などで不参加の旨を伝えておけば大丈夫です。
上記でお伝えした通り、保護者会を欠席してもペナルティはありません。しかし、保護者会に出席しないことで、役割りや係決めの場に立ち会えず、結果的に自動的に担当が回ってくることもあります。
保護者会とは保護者様同士の関係性や情報共有するだけでなく、実務的な役割分担が行われることもあるため、可能な範囲での出席が望ましいです。不在の場合は、ほかの参加者にお願いしたり、事前に希望を伝えておくと安心です。
ここでは、初めて保護者会に参加する際に気をつけておきたい注意点を詳しくご紹介します。
保護者会は限られた時間で効率よく進められるため、遅刻は避けましょう。とくに、初参加の場合は、開始予定時間より少し早めに到着して、座席の確認や資料の確認をしておくと安心です。
「子どもの学校のことだから」と軽く見ずに、先生やほかの参加者に対する礼儀も大切にされる場でもあるので、時間厳守で余裕をもって参加することを心がけましょう。
保護者会に参加する際の服装は「きれいめカジュアル」がおすすめです。派手すぎず、かといってカジュアルすぎないバランスの取れた服装が先生やほかの参加者に好印象を与えます。
保護者会は、学校という「公共の場」であり、保護者様の姿勢が見られる場でもあります。清潔感と常識的な範囲を意識した服装を心がけましょう。
子どもたちの将来を考えたときに、学校だけでは学べない力を育む場も重要です。今、注目されているのが「プログラミング教育」。思考力や論理力、創造力を育てるうえで最適な学びです。そこで紹介したいのが「プロクラ」です。
プロクラは、小学生向けのプログラミングスクールで、楽しみながら未来のスキルを身につけられると評判です。子どもたちが夢中になる仕掛けが数多く詰まっており、自信や達成感も得られます。
保護者会とはまた別の形で、お子さんを応援できる新しい方法としてぜひチェックしてみてください。
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