IT化・グローバル化・DX化・多様化……。社会は今、大きな変化のときを迎えています。社会の形が変われば、社会で働く人材に求められる能力も変わるものです。
成長した子どもたちが社会で活躍するためには、今からどのような能力を伸ばすべきなのでしょうか。そしてそのとき、学歴はどれほどの意味を持つのでしょうか。
今回は、子どもの将来のために学歴が大事である理由や、将来のために伸ばしたい能力などをご紹介します。社会の変化と照らし合わせながら、今の子どもたちに求められる力を学んでいきましょう。
ここでは、子どもの将来のために学歴が大事とされている理由をご紹介します。子どもたちの豊かな将来のためには、心身ともに健康であることが何よりも大切です。そのうえで、学歴は子どもたちの未来の可能性をより広げてくれる可能性があります。学歴の重要性を学び、お子さんに必要な学習について考えていきましょう。
子どもの将来のために学歴が大事な理由として、就職の選択肢や収入の格差が挙げられます。まず収入に関しては、厚生労働省によって明確な違いが公表されています。平成30年度の学歴別賃金(月収)は、大学・大学院卒の平均が男性約40万・女性約29万、高専・短大卒の平均が男性約31万・女性約26万、高校卒の平均が男性約29万・女性約21万円です。
就職活動・転職活動においても、学歴は大きな壁となって立ちはだかります。求人要項で一定以上の学歴を条件としている企業は少なくありません。お子さんが働きたい企業があっても、学歴によってはそもそもスタートラインにすら立てないのです。
キャリア形成で有利になることも、子どもの将来において学歴が重要である理由です。学歴の役割は「この学校を卒業しました」という証明だけではありません。難関と呼ばれる高校や大学であるほど、当人の忍耐力や思考力など、目に見えないスキルをアピールする武器になるのです。
社会的に評価の高い学歴であるほど、キャリアにおける競争でも高い評価を得やすくなり、キャリアアップのチャンスに恵まれやすくなります。ほぼ同じ能力を持つ人材であれば、高い学歴のほうが採用されるのは自然なことです。
子どもの将来において学歴が重要である理由として、人脈やネットワークが広がることが挙げられます。たとえば中学を卒業してすぐに働く人と、高校・大学・大学院に進んでから就職する人とでは、社会人になるまでに出会う人の数が大きく異なりますよね。
人脈やネットワークの広さは、人生におけるチャンスの数に比例します。とくに大学では、
専門的な人材や同じ道を志す仲間と出会う機会に恵まれるもの。人脈が広がれば、その後の人生の選択肢も広がり、結果的により自分らしい人生を歩みやすくなるでしょう。
ここでは、子どもの将来に向けて身につけておきたい能力を5つご紹介します。子どもたちが納得感のある人生を送るために必要な能力は、単純な学力だけではありません。テストで評価できない非認知能力こそが、これからの社会で羽ばたくために重要なのです。
子どもたちの将来を広げるためには、問題解決力を身につける必要があります。問題解決力とは、問題や課題が発生した際に、原因を特定したうえで、適切な解決策を考える力です。また解決策を実行し、結果を検証しつつ改善していく能力も含まれます。
問題解決能力の本質は、根本的な原因を突き止める力。同時に、物事の全体を体系的に把握する力でもあります。日々膨大な情報が発信される現代では、必要な情報を素早く特定したうえで、課題解決に向けた具体策を提案する能力が重宝されます。
創造力と発想力も、子どもたちの将来を広げるために欠かせない力です。創造力とは、何もない場所に価値を生み出す能力です。新しいアイデアや概念を生み出すだけではなく、具体的な形にして世の中に送り出す力を指します。
発想力とは、自分が持っている知識や経験などをもとにして、新しいアイデアや概念を生み出す力です。つまり発想力は創造力の一部であると同時に、創造における発端を担う重要な力といえます。次々と新しいサービスが発信・提供される現代において、この2つの力は「独自性」や「スピード感」を担保するために必要です。
コミュニケーション力も、子どもたちの将来を豊かにするために重要な力です。コミュニケーション力とは、ただ上手に話せる力だけではありません。相手の言葉を傾聴する力や相手の心や感情の動きを洞察する力、想像する力なども含まれます。
さまざまなビジネス・人材がAIに置き換わる昨今ですが、機械には「人と人とのリアルなコミュニケーション」は再現できません。AI技術・IT技術が進化するほどに、人同士のコミュニケーションに価値が生まれています。対話の力が優れている人材は、今まで以上に重宝されるでしょう。
自己管理力も、子どもたちの将来をサポートしてくれる能力です。自己管理力とは、自分自身を律し、感情や行動をコントロールする能力です。
目標達成や自己実現には、挫折や忍耐がともないます。高い目標にチャレンジする人ほど、自分の心や習慣を管理する力が求められるのです。必要なシーンで自己管理力を発揮できれば、より高いパフォーマンスを発揮できると同時に、自分への自信を感じられるでしょう。
IT化が拡大する現代社会で欠かせない能力が、デジタルリテラシーです。デジタルリテラシーとは、デジタル技術(IT技術)に関する知識・スキルを理解し、適切に活用するための力です。現代では、デジタル領域はもちろん、非デジタル領域においても、一定以上のデジタルリテラシーは必須となっています。
子どもたちが大人になる頃には、私たちの生活とIT技術はより近しい関係性を築いているでしょう。デジタルリテラシーは子どもたちの職業選択やキャリアアップに直結するだけではなく、子ども自身の安全や資産を守るためにも必要な力です。
ここでは、お子さんの将来のために保護者様ができるサポートをご紹介します。子どもの将来は、子ども自身がつくるもの。しかし、子どもの将来をより豊かにするための環境を整えるのは、大人の役割です。保護者様だからこそできるサポートを知り、お子さんの学びを後押ししていきましょう。
お子さんの将来を豊かなものにするためには、当人の興味や得意分野を一緒に探してみましょう。私たちは、一人ひとり異なる強みや才能を持って生まれています。その才能が花開くかどうかは、才能を発揮できる場に出会えるかどうかにかかっています。幅広い一次体験を通し、お子さんの才能を引き出すチャンスを増やしましょう。
当人の意思を尊重することも、お子さんの将来を豊かにするために重要です。お子さんの能力を引き出すために、もっとも効果的な材料となるのが「知的好奇心」です。お子さん自身のワクワク感や興味・関心を尊重し、探求心にできる限り応えられるような環境を構築していきましょう。
どれほど才能のあるお子さんでも、失敗を経ずに成功をつかむことはできません。大切なのは失敗しないことではなく、失敗を反省に変え、前向きな気持ちで何度でも挑戦することです。お子さんが自己肯定感を抱きやすい環境をつくり、失敗に挫けずにポジティブに取り組める状態を維持しましょう。
今回は、子どもの将来のために学歴が重要である理由や、子ども時代から育てておきたい子どもたちの能力などをご紹介しました。社会で役立つ非認知能力を育てるためには、学校教育だけではなく、家庭教育や習い事などでのサポートが求められます。
そこで取り入れたいのが、プログラミングの習い事です。プログラミングでは、論理的思考力・想像力・創造力・問題解決能力など、幅広い非認知能力を育成できます。
「プロクラ」は、子どもたちが大好きなマインクラフトの世界でプログラミングを学べるスクールです。「子どもの将来に役立つ習い事を始めたい」と考えている保護者様は、ぜひこの機会に無料体験教室や資料請求からスタートしてみてくださいね。
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