プログラミング教育情報

小学校教育で学ぶ内容は?基本の教科&特別活動の内容例を紹介

小学校の教育では、どんな内容を学ぶの?

いよいよ子どもが小学校に入学。育児にひと段落つくと同時に、これからのお子さんの学習に不安を抱えている保護者様も多いのではないでしょうか。お子さんの学習をサポートするためには、小学校教育の内容を事前に把握しておきましょう。

今回は、小学校教育の内容や、小学校教育で養われる資質についてご紹介します。保護者様が教育の方針や内容を理解することで、適切な学習サポートや習い事の選択にもつながります。小学校教育の全貌を学び、家庭学習に役立てていきましょう。

小学校教育で学ぶ授業

ここでは、お子さんが小学校教育で学ぶ授業についてご紹介します。小学校の教科は、国が定めた学習指導要領に基づき、社会で求められる能力を養うために編成されます。

参考:文部科学省「学習指導要領における各教科等の目標及び内容の例」

基本の10教科

文部科学省で定められている基本の教科は、以下の10つです。

  • 国語
  • 社会
  • 算数
  • 理科
  • 生活
  • 音楽
  • 図画工作
  • 家庭
  • 体育
  • 外国語活動(英語)

外国語活動は、2020年に改訂された学習指導要領から必修になりました。小学3・4年生では「外国語活動」、5・6年生では「英語」の教科として含まれます。

学年別の授業日数の規定は、以下の表に記載された数が標準です。


国語社会算数理科生活音楽図画工作家庭体育外国語活動(英語)
1年生272114102686890
2年生280155105707090
3年生235701507060609035
4年生235851509060609035
5年生18090150955050609070
6年生175100150955050559070

その他の教科・活動

小学校の授業では、上記の9教科の他に、以下2種類を編成できます。

  • 道徳
  • 特別活動
  • 総合的な学習の時間

以下に、学年別で求められる授業数の標準をまとめます。


道徳特別活動総合的な学習の時間
1年生3434
2年生3535
3年生3535105
4年生3535105
5年生3535110
6年生3535110

私立と公立では学習内容は変わる?

同じ小学校でも、私立と公立では学習内容が異なるものです。一般的に、私立のほうが公立よりも授業のペースが早い傾向にあります。また1週間に受ける授業の平均時間は、公立だと約29時間、私立だと33〜37時間ほどです。

私立では、授業に使う教科書にも違いがあります。公立では文部科学省に指定された教科書を使用しますが、私立は教科書の制限を受けません。そのため学校によって、同じ教科でも違う方針やプロセスで授業を受けるケースがあります。また私立では「道徳」に代わり「宗教」を加えることも可能です。

参考:文部科学省「学習指導要領における各教科等の目標及び内容の例」

小学校における2020年の教育改革とは

子どもたちの学習方針を決める学習指導要領は、約10年のサイクルで更新されます。直近である2020年に改正された学習指導要領では、文部科学省が教育を大きく見直したため「2020年の教育改革」といわれました。

2020年の教育改革では、デジタル化によるAIの躍進や、グローバル化によるダイバーシティの拡大などを踏まえ、子どもたちが「自分で考えて行動する力」を養うことを大きな目標としています。

小学校教育で養われる3つの資質

学習指導要領の改変により、小学校教育では以下の3つの資質が重要視されるようになりました。

  • 知識・技能
  • 思考力・判断力・表現力
  • 主体性・人間性

「知識・技能」では、具体的な学習内容はもとより、自身が何を理解しているか・何ができるかを客観的に把握する力が求められます。

「思考力・判断力・表現力」は、理解した情報や知識をどのように使うかを考える力です。「主体性・人間性」では、どのように社会や世界と関わるかが求められます。

上記の3つの要素を総合的に育成するプロセスで、子ども自身が自ら考えて行動する力を獲得し、よりよい人生を送れることが期待されています。

学習指導要領の変更による小学校教育の改革内容

ここでは、学習指導要領の変更によって小学校教育がどのように変化するのかを具体的に紹介します。2020年の教育改革によるおもな変更点は、以下の3つです。

  • プログラミング教育の開始
  • アクティブラーニングの充実
  • 英語の教科化

社会や世界情勢の変化と照らし合わせながら、教育にどのような変革が求められているのかを学んでいきましょう。

プログラミング教育の開始

2020年から、小学校でプログラミング教育が必修化されました。プログラミング教育では従来の教科に思考の変化を取り入れることで「プログラミング的思考の獲得」を目的としています。

プログラミング的思考とは、目標を達成するために必要なプロセスを論理的に考えていく力です。プログラミングという教科が増えるわけではなく、小学校によってはデジタル教材を用いないケースもあります。

ただしICT教育の推進により、デジタル教材やタブレット学習は拡大しています。デジタル化が進む社会では、プログラミング教育の過程で得られるIT技術・ITリテラシーなども大きな財産になるでしょう。

アクティブラーニングの充実

2020年の教育改革では、アクティブラーニングの充実が重要視されています。アクティブラーニングとは、能動的学習(学修)という意味です。例としてはグループワークやディベートなどが挙げられ、子どもが能動的に学びに向かうように設計された学習法を指します。

アクティブラーニングが求められる理由は、詰め込み教育だけでは他国をリードできる発明を生み出せない社会になったからです。アクティブラーニングによって主体性や人間性を育成することで、時代のニーズに応じた人財の育成がかなえられます。

英語の教科化

2020年の教育改革を機に、小学校の英語教育は大きな変化を遂げました。従来の小学校教育において英語は教科外で学ぶものでしたが、現在は3・4年生の「外国語活動」、5・6年生の「外国語」の教科が加わっています。

英語教育の大きな目的は、グローバル社会への適応です。そのため授業や試験で高評価を得るための英語力よりも、世界で通用する実践的な英語力の獲得が求められます。

小学校の学習効果を上げるために「プログラミング」が推奨される理由

小学校の学習効果を上げる習い事として、プログラミングが注目されています。なぜならプログラミングは、教育改革において重要な以下の能力の育成に適しているからです。

  • 論理的思考力
  • 想像力
  • 創造慮力
  • 問題発見能力
  • 問題解決能力
  • IT技術・ITリテラシー
  • コミュニケーション能力
  • 読解力
  • 忍耐力
  • 目標達成力 など

実践的な知識や技能、実際にスキルを使用するための思考力や表現力、そして自ら学びに向かうための主体性。プログラミングは、小学校教育で求められる資質をまさに体現した習い事といえるでしょう。

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今回は、小学校教育の内容や目的などをご紹介しました。

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