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これからの子どもに必要な能力とは|デジタル社会で求められる5つの力

変化し続ける世の中で、子どもたちに求められる能力とは?

急速に変化を遂げる現代社会では、子どもたちに求められる能力も流動的に変わり続けています。テストで良い成績を出して優秀な大学に入り、安定した企業で定年まで働く……。昭和では「正解」と呼ばれた生き方も、令和の現代ではあくまで「成功の一例」に過ぎません。

子どもたちが自分らしく生きるためには、学業面における能力以外にも、さまざまな力が必要です。今回は、これからの子どもたちに必要な力を5つご紹介します。社会の変化と教育を照らし合わせながら、子どもたちが生きやすい環境を構築していきましょう。

現代社会が持つ3つの特徴・要素

ここでは、現代社会が持つ特徴や要素を3つご紹介します。子ども教育を考えるためには、社会の変化や状態を理解することが非常に重要です。今、世の中で何が求められているのかを把握したうえで、教育のあり方について考えていきましょう。

グローバル化

グローバル化が進む現代社会には、さまざまな海外文化が輸入されています。クラスメイトや同僚に外国人がいることも、今となっては何ら珍しくありません。それと同時に、異文化への理解や多言語の取得が重要視されています。

今後もグローバル化はますます広がっていくため、排他的な思考のままでは社会に取り残されてしまうでしょう。ダイバーシティの考え方が浸透する現代には、自らの先入観を払拭し、相手の思考や価値観を尊重する姿勢が求められるのです。

デジタル化・IT化

デジタル化・IT化の推進も、現代社会に欠かせない要素の一つです。昨今では全国的にICT教育が普及しており、一定以上のデジタルスキルは社会人として活躍するために必須といえます。たとえば「スマホやパソコンの基本操作ができる」や「欲しい情報をデジタルデバイスで検索できる」といったスキルは、現代人としての一般教養といえるでしょう。

今後の社会では、より多くのサービスやコンテンツがデジタル化していくことが予想されます。キャリアアップのためにははもちろん、技術や利便性を享受しながら生活するためには、デジタル・ITへの意識の高さが求められるのです。

VUCA時代

VUCA時代とは「将来の予測が困難な時代」という意味です。急速なテクノロジーの変化・戦争や紛争・未知のウイルスの蔓延・自然災害や環境問題など、私たちの生活には著しい変化や課題が生じ続けています。

過去の事例に沿った予測や対策があまり意味を成さないケースも多いため、瞬間の出来事に対処するための柔軟性や思考力が求められます。VUCA時代に対応するためには、先入観を取り払い行動を起こす力が必要なのです。

これからの子どもに必要な力5選

ここでは、これからの子どもたちに必要な力や育て方を具体的にご紹介します。子ども教育は、大きく学校教育と家庭教育に分けられることをご存じでしょうか。学校だけではカバーできない要素は家庭や習い事で補い、これからの子どもに必要な力を総合的に伸ばしていくことをおすすめします。

論理的思考力

これからの子どもたちに必要な力の一つとして、論理的思考力が挙げられます。論理的思考力とは、情報同士をつなぎ合わせ、物事を体系的に考える力です。論理的思考力が高い子どもは筋道立てた思考や説明が得意であり、発言にも説得力が生まれます。

論理的思考力を高めるためには、チェスや将棋など「考えるための情報が開示されているゲーム」がおすすめです。また、水平思考ゲームや麻雀なども論理的思考力の育成に役立ちます。ボードゲームや会話のなかで楽しみながら育んでいきましょう。

創造力

創造力も、これからの子どもたちに必要な力です。創造力とは、知識や経験を組み合わせ、今までになかったアイデアやサービスを創り出す力のこと。創造力が高い子どもは、困難に直面しても斬新なアイデアで切り抜けられます。

創造力を養うためには、正解や勝利が用意されていない遊びがおすすめです。たとえば絵画・工作・砂遊び・積み木遊びなどが挙げられます。創造性・想像性を自由に発揮できる環境を与え、クリエイティビティを高めていきましょう。

問題発見能力・問題解決能力

問題発見能力・問題解決能力も、これからの子どもたちに必要な力といえます。デジタル化が進む社会では、ビジネスの正解の形が刻一刻と変わるもの。そんななかフットワークが軽い状態を維持するためには、現状の正解にこだわらず常に改善点を探す姿勢が大切です。

問題発見能力・問題解決能力を高める方法として、プログラミング学習が挙げられます。プログラミングでは、アマチュアもプロフェッショナルも必ず「デバッグ(プログラムのバグを発見し、原因を特定して修正する作業)」の工程に直面します。デバッグを繰り返すなかで、問題発見・解決に必要な洞察力や思考力が育まれていくでしょう。

多様な価値観を受け入れる姿勢

変化が激しい世の中を生き抜くには、多様な価値観を受け入れる姿勢も求められます。価値観の広がりは、思考力や見聞の広がりとほぼ同義です。自分以外の価値観を肯定し視野を広げることで、あらゆる状況に対応できる力が養えるでしょう。

多様な価値観を得るためには、学校以外の同年代や大人と触れ合える機会が必要です。習い事やボランティア、ボーイスカウト活動への参加などが推奨されます。五感を使った一次体験の機会を増やすことも重要です。

主体性・能動的な姿勢

変化し続ける現代社会では、自ら意見を発信するための主体性・能動的な姿勢も求められます。つまり、自己アピール力や自己肯定感もこれからの子どもたちに必要な力なのです。

主体性のためには、成功体験を繰り返して自分に自信をつけることが欠かせません。そのため、子どもの意見や夢を否定せずに、ありのままの気持ちを受け入れる姿勢を持ちましょう。時には結果よりも過程を重視し、失敗を次回につなげるためのポジティブな思考を伝えてみてください。

現代の子ども教育で重要視されている「非認知能力」とは

社会のグローバル化・デジタル化、そしてVUCA時代の到来。混沌とする現代における子ども教育では、非認知能力の育成が重要視されています。非認知能力とは、数値で定量的に評価できない能力のことです。

具体的にはコミュニケーション力・創造力・想像力・リーダーシップ・忍耐力・社会性・メンタルコントロール力などが挙げられます。非認知能力は「世渡り力」とも称されており、子どもが自分らしい人生を全うするために欠かせない力といえるでしょう。

欲しい能力を手に入れるためには、学校教育だけでは足りない?

現代社会を生き抜くための非認知能力を獲得するためには、学校教育だけでは不十分な可能性があります。たとえばクラスメイトと気が合わない子は、友達と楽しむ経験が不足しやすく、社会性・社交性が養われにくいでしょう。

学校の画一的な教育だけでは、創造性の育成が制限される場合もあります。子どもの学校での様子や個性・特性に着目しながら、必要に応じて家庭教育や習い事を吟味していきましょう。

これからの子どもに必要な力を磨くなら「プロクラ」

今回は、これからの子どもたちに必要な力の種類や鍛え方をご紹介しました。

現代社会で求められる力を身につけるためには、プログラミングの習い事をおすすめします。プログラミングでは、論理的思考力・問題発見能力・問題解決能力・想像力・創造力・忍耐力・デジタルリテラシーなど、幅広い能力が養われるためです。

「プロクラ」では、子どもが大好きなマインクラフトの世界でプログラミングを学べます。「子どもには、これからの時代で通用する力を身につけてもらいたい」と考えている保護者様は、ぜひこの機会に無料体験教室や資料請求から始めてみてはいかがでしょうか。

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