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子ども向け|チームワークとは?大切なことを簡単に紹介

子どもにチームワークを学ばせたい…良い方法はある?

子どもは一人ひとり異なる個性を持っています。共同作業が得意な子もいれば、一人で黙々と作業をするのが好きな子もいますよね。すべての子どもの個性は平等に尊重されるべきですが、社会で生活を送る以上、チームワークに長けていると多くのメリットを得られます。

今回は、子どもがチームワークを学ぶべき理由や、チームワークの育成方法をご紹介します。チームワークは学校生活だけではなく、社会に出て活躍するときにも大きな役割を果たす力です。子ども時代からチームワークを学び、将来をより豊かなものにしていきましょう。

チームワークとは|意味を簡単に解説

「チーム」とは共同で物事に励むコミュニティやグループ、「ワーク」とは仕事やタスクを指します。チームワークとは、組織に所属するメンバー同士が共通の目標を達成するために、お互いに協力・連携しながら相乗効果を生み出していく作業です。

チームワークでは一人ひとりが強みを発揮するだけではなく、お互いの弱みをカバーする必要があります。また組織として同じビジョンを目指すためのコミュニケーション力や、お互いへの信頼関係も求められます。

子どもがチームワークを学ぶべき3つの理由

チームワークがある子どもは、あらゆる共同作業のシーンでメリットを得られるものです。ここでは、子どもがチームワークを学ぶべき理由を3つご紹介します。チームワークが与えてくれるポジティブな効果を学び、教育に役立てていきましょう。

仲間が増えると「できること」も増えるから

チームワークがあると、仲間と力を合わせて「できること」が増えていきます。どれほど能力が高い人でも、一人でできることには限界があります。仲間と知識や経験を分かち合い、タスクを分配することで、同じ労働量で何倍もの成果を得られるでしょう。

たとえばプログラミングの知識がない人が自社のホームページをつくろうとした場合、1からプログラミングを学んでいては完成がいつになるかわかりません。プログラマーやコーダー、Webデザイナーなどの仲間と力を合わせてチームワークを発揮することで、一人でやる場合の何倍もの早さで成果物が完成します。

メンバー同士で刺激し合いながら自分を高められるから

チームワークを発揮することで、メンバー同士で刺激し合いながら自分を高められます。チームに集まるメンバーは、それぞれが異なる人生を歩んできた他人同士です。それぞれが知識や経験を持ち寄ることで、新たな成長につながります。

自分以外の価値観や美意識に触れると世界が広がり、同じ物事を違う側面から見られるようになります。チームワークによって幅広い見識や考え方に出会えれば、自分自身の人間的な魅力もより深まっていくでしょう。

一人だけではわからなかった世界を知れるから

チームに複数人が集まると、一人ではわからなかった世界を知れます。たとえばメンバーの友達を紹介してもらい人脈が増えたり、メンバーの趣味を一緒に楽しんで新しい経験ができたりすることで、自分の世界はどんどん広がっていきます。

仕事や創作は、自分の手が届く世界の中だけでは限界があるものです。新しいモノを創り出したり、より豊かな方法で自己表現をしたりするためには、他者との関わりの中で新たな価値観や考え方に出会うことが大切なのです。

チームワークが欠けたチームはどうなる?

ここでは、チームワークが欠けたチームがどうなってしまうのかをご紹介します。

「一人で没頭していたい」と思っていても、社会ではどうしてもチームを組まなければならないシーンがあるものです。学校のクラス分けや班分けも同じですよね。チームワークの大切さを学び、家庭教育につなげていきましょう。

全体の生産性が低下する

チームワークが欠けると、チーム全体の生産性が低下してしまいます。お互いが抱えているタスクや進捗を共有できないため、適切なフォローやサポートができません。コミュニケーション不足により無駄な作業や待ち時間が増え、作業の効率が下がっていきます。

その結果、同じ作業時間を与えられても、チームワークに長けているチームよりも低品質な成果しか出せません。またメンバー同士で同じビジョンを共有できていないことで、作業の向き合い方に対する一貫性も失われてしまうでしょう。

疑心暗鬼になり、モチベーションが下がる

チームワークに乏しいチームでは、メンバー同士でお互いに信頼関係が構築できていません。そのため、本来は信用するべきメンバーに対して疑心暗鬼になってしまい、作業へのモチベーションがどんどん下がってしまいます。

「自分は陰口を言われているのではないか」という不安や「あいつはいつも偉そうなことばかりを言っている」などの不満が増え、自分ばかり頑張っているのが馬鹿らしくなってしまうことも。信用できない相手のためには、自分の労働力を気持ちよく提供できませんよね。

コミュニケーション上のトラブルが増える

チームワークに乏しいチームではコミュニケーションが足りておらず、トラブルが増加します。対話不足によって「言った・言っていない」の争いが増え、すべてのメンバーが他責の念を抱いてしまうでしょう。

人間関係上のトラブルが増えると、日々顔を合わせるだけでもストレスに感じてしまいます。コミュニケーションどころか「嫌いな奴がいなくなってほしい」と思いながら活動する羽目になり、成果の質もモチベーションも効率も低下してしまうのです。

チームワークを高めるうえで大切なこと

ここでは、チームワークを高めるうえで大切なポイントをご紹介します。チームワークとは、ただ表面的に仲良くすることだけではありません。お互いに気持ちよく本音を言い合えるように、信頼関係を構築できる環境をつくっていきましょう。

目的・ビジョンを共有する

チームワークを高めるためには、メンバー同士で目的やビジョンを共有することが大切です。ビジョンが定まっていないと、メンバーそれぞれの作業の目標が異なり、一貫性のない成果しか得られません。

定期的な話し合いでビジョンのすり合わせをしつつ、作業の途中でそれぞれのメンバーが思い描くビジョンがずれてしまっていないかを確認しましょう。メンバーの行動に違和感を抱いたら、放置せずに一旦作業をストップしてコミュニケーションをとってください。

メンバー同士の役割を明確にする

チームワークを高めるためには、メンバー同士の役割を明確にしましょう。最終的な目標から全体の工程を逆算し、メンバーそれぞれの強みを生かせるような役割分担を行うことが大切です。

基本的に、マルチタスクに取り組むと集中力が下がりやすい傾向にあります。メンバー一人ひとりが、自分自身のやるべきことや担当作業だけに没頭できるように調整し、環境を整えましょう。お互いのフォローができるように、スケジュールに余裕を持たせておくことも大切です。

それぞれの個性や強みを活用できるように工夫する

人間には一人ひとり個性があり、強み・弱みが存在しています。チームワークを高めるために、それぞれの強みを活用できるように工夫しましょう。すべての短所は長所に変換できることを前提に、それぞれの役割や動き方を決定していきます。

たとえば「言われた通りに動くほうが集中できる」という人と「自分がやりやすい方法で自由に動きたい」という人では、得意な作業や動き方が異なります。柔軟性を持ち、適材適所を意識することで、チームワークが高まるでしょう。

メンバー同士のコミュニケーションへの気配り

チームワークを高めるためには、メンバー同士のコミュニケーションや気配りが求められます。そもそも、生まれも育ちも異なる複数の人間が集まった場合、自然と全員の気が合って仲良くなれることは稀なのです。

「苦手な人がいる」や「あの人とは合わない」などの悩みがあるのは、人が集まれば当たり前のことです。メンバーの違和感に気づいたら声をかけ、お互いにフォローし合うことを意識しましょう。

子供たちの間でコミュニケーションに不備が生じている場合は、簡単なグループワークや集団スポーツなどを取り入れ、仲を取り持つことも大切です。コミュニケーション不足はさらなる誤解を生むもの。苦手な相手と無理に仲良くなる必要はありませんが、一緒に物事を進めるために必要な信頼関係はしっかりと築いていきましょう。

「一人が好き」は立派な個性。子どもらしさを見守ることも大切

子どもの中には、集団行動に馴染めずに一人でいたがるタイプの子もいます。そんなお子さんを持つ保護者様からすると「みんなと仲良くできなくて心配」「友達がいなくて寂しがっていないだろうか」と不安になってしまいますよね。

もちろん、「本当はみんなと仲良くしたいのにうまくできない」と悩んでいる場合もあります。しかし、心から一人を好み、自分の中の世界観を大切にしている子もいるものです。また「友達が欲しい」とは思いつつも、クラスの子たちとは性格が合わない可能性もあるでしょう。

自分が好きでもない相手と無理やり表面上の友達になっても、虚しさが募るだけですよね。確かに、友達や仲間は人生を豊かにしてくれる尊い存在です。しかし、本当の自分を殺してまで友達を得ようとする状態は、健全とは言い難いものです。

保護者様は子どもの性質を把握したうえで、ゆっくりと見守ってください。お子さんに人間関係の悩みが生じたときに安心して相談できるよう、親子間の信頼関係の構築に努めることも大切です。

チームワークの楽しさを学ぶ習い事なら「プロクラ」

今回は、チームワークの大切さや養い方をご紹介しました。チームワークを学べる習い事としては、野球やサッカーなどの集団スポーツが人気ですよね。しかし運動が苦手な子にとっては、スポーツ系の習い事は少しハードルが高いものです。

そこでおすすめしたい習い事が、プログラミングです。プログラミングでは、メンバーと役割分担をしながら、一つの目標に向かって進んでいきます。それぞれが責任を持ってタスクに取り組むことで、チーム全体の成果を上げられるよう協力し合っていきます。その結果、チームワークの楽しさや素晴らしさ、コミュニケーションの大切さを学べるのです。

プロクラは、子どもが大好きなマインクラフトの世界でプログラミングを学べる習い事です。「子どもにはチームワークを学んでほしい」と思っている保護者様は、ぜひこの機会に無料体験教室や資料請求から始めてみてはいかがでしょうか。

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