プログラミング教育情報

コーディングとプログラミングの違いは?わかりやすく解説

コーディングやプログラミングの違いを理解して、子どもの学習に導入したい!

昨今、子ども向けのプログラミング教室に注目が集まっています。プログラミング学習は論理的思考力や想像力、問題解決能力など、幅広いスキルを育める習い事です。プログラミング教室の学習効果を引き出すためには、保護者自身が学習領域を理解している必要があります。

今回は、プログラミングやコーディングの意味や、プログラミング・コーディングに関わる仕事をご紹介します。コーディングは、プログラミングに欠かせないプロセスです。意味や内容をしっかり理解したうえで、子どもの将来の可能性を広げていきましょう。

コーディングとは|意味を解説

コーディングとは、ソースコードを記述する作業を指します。ソースコードとは、プログラムを作成する際に「コンピューターにどのような動作をさせたいか」を伝えるためのテキストファイルのことです。

そもそもプログラムとは「コンピューターが実行する作業の順番」のこと。コーディングによってソースコードが入力されるからこそ、コンピューターは適切に動作します。今閲覧している記事が正常に表示されるのも、コーディングによるソースコードが正常に機能しているからなのです。

プログラミングとは|意味を解説

プログラミングとは、コーディングを含んだ「プログラムの設計の全行程」を指します。コーディングによるソースコードの記述・プログラムのテスト・バグの修正など、プログラムが正常に動作するために必要なプロセスをまとめて表した行為です。

そのためプログラミングのスキルを上げるためには、コーディングを学ぶ必要があります。コーディングの知識があるからこそバグやエラーの原因に気づき、問題を解決できるのです。多くのプログラミング教室では、コーディングを含むプログラミングの全行程を学べます。

コーディングとプログラミングに関わる仕事の例7選

ここでは、コーディングやプログラミングに関わる仕事を7種類ピックアップしました。ほぼすべての仕事でコーディングの知識が求められ、専門的な知識が高いほど報酬も上がる傾向にあります。今回紹介する7つの仕事はどれも小学生からの人気が高まりつつあるものですが、業種ごとの違いを理解したうえで、職業選択の幅を広げていきましょう。

コーダー

コーダーとは、プログラミング言語・コーディング言語を用いて、ソースコードを記述する仕事です。デザインされたWebサイトを実際に見られるようにコーディングし、ブラウザ上に構築していきます。

コーダーになるためには、コーディングのスキルが必須です。なかでも、Webサイトを表示する基本の言語であるCSS3・HTML5を取り扱うスキルが重要視されます。

Webデザイナー

Webデザイナーとは、Webサイトのデザインをする仕事です。クライアントからWebサイトの完成形イメージをヒアリングしたうえで、デザインと機能性が両立された構成を提案します。

Webデザイナーの仕事はデザインだけではなく、コーディングやプログラミングも含まれます。ただしチームで動く際は、コーディングはコーダーやプログラマ―に任せ、自身は調査・分析・設計などにリソースを費やすケースもあるでしょう。

Webプログラマ―

Webプログラマ―は、コーディングを含むプログラミング作業の全般を請け負う仕事です。Webシステムの開発・運用や、運用管理、仕様設計なども担当します。コーディングのスキルだけではなく、プログラミングに関する幅広い知識が必要な職業です。

仕様書通りに動作するか確認しつつ、エラーのテストを行うことも。小規模のプロジェクトの場合は一人で全容を請け負う場合もありますが、複数人のプログラマ―を抱えたチームとして動くケースもあります。

フロントエンジニア

フロントエンドエンジニアは、Webデザイナーが設計したデザインを元にしてコーディングを行う仕事です。コーディング関連の仕事のなかでも比較的新しい業種であり、コーダー・マークアップエンジニア・Webデザイナーなどの幅広い領域の知識が求められます。

Webやサービスの開発において重要なポジションに就くケースが多く、コーダーの上位職として活躍する傾向にあります。フロントエンジニアはコーダーとは異なり、コーディング言語のフレームワークやライブラリも扱う点が特徴です。

ゲームプログラマー

ゲームプログラマーとは、設計に基づいてプログラミング・コーディングを行う仕事です。業務の範囲は広く、開発環境の整備・プログラミング・コーディング・テスト作業・デバック作業なども含まれます。

活躍する領域によって取り扱うコーディング言語は異なり、業種に合った学習が必要です。小学生に人気の職業の一つであり、多くのゲームプログラマーはゲームメーカーかゲーム制作会社のどちらかに所属します。

アプリケーションプログラマ―

アプリケーションプログラマ―は、アプリケーションのプログラミング開発を行う仕事です。おもにスマートフォンやタブレット、パソコン向けのアプリが対象となります。

アプリケーションプログラマーはコーディング関連の職業のなかでも、成長が年収に現れやすいといわれている職業です。同じアプリケーションプログラマ―でも、フロントエンド側かサーバーサイド側で取り扱うコーディング言語が異なることもあります。

オープン系プログラマ―

オープン系プログラマ―とは、オープン系システムで稼働するアプリを開発する仕事です。オープン系システムとは「さまざまな環境下で作成が可能な、解放的なシステム開発」を指します。つまり、パソコンが基軸のシステム開発です。

オープン系プログラマーが関わる開発の多くが、複数のコンピューターを接続して構築されたクライアント・サーバーシステムになります。たとえば病院の電子カルテや、顧客情報のデータベースなどに利用されることが多いです。

【子ども向け】コーディングやプログラミングを学ぶ方法

ここでは、子どもがコーディングやプログラミングを学ぶ方法をご紹介します。コーディングの世界は奥が深く、すべてを学び尽くすことは難しいものです。自分に合った方法で効率的にコーディングを学び、楽しみながらスキルを向上させていきましょう。

プログラミングスクール

子どもがコーディング・プログラミングを学ぶためにおすすめの方法が、プログラミングスクールです。子ども向けのプログラミングスクールでは、ゲームやロボットなどを通して楽しみながら学習できます。

また同年代の子も一緒に学べるため、人間関係の幅が広がったり競争心が芽生えたりする点も魅力です。プログラミングスクールでは、コーディングの知識や実践の他に、エラーの対処法や仕様書の作成方法なども学べます。

プログラミング学習ブラウザ

「プログラミングスクールに通うのはまだ不安」というお子さんにおすすめの方法が、プログラミング学習ブラウザです。現在は無料で多くの学習サイトが展開されており、なかにはアカウント登録をせずにプログラミング・コーディングに触れられるサービスもあります。

プログラミング学習ブラウザでは、簡単なプログラミング言語やビジュアルプログラミング言語を使ってコーディングを行います。コーディング次第で簡単なアニメーションやゲームを作成できるため、プログラミングの世界に興味を持つのにピッタリな方法といえるでしょう。

プログラミング学習アプリ

プログラミング学習アプリも、コーディングからプログラミングを学べる方法の一つです。有料・無料ともに展開されており、お試し感覚でプログラミングの世界に触れられます。子ども向けのアプリも多いため、コーディングの専門知識がない小学生でも楽しく学習できます。

プログラミング学習アプリは、専門家の監修が入っているものを選ぶのがおすすめです。信頼性が担保されており、情報が正確なアプリを選びましょう。多くのアプリではコーディングしたソースコードの結果をすぐに確認できるため、フットワークの軽い学習がかなえられます。

学習書・参考書

プログラミング・コーディングを独学する際には、学習書や参考書も役立ちます。昨今では小学生向けのプログラミング学習書が多く展開されており、人気アニメや漫画のキャラクターたちが解説してくれる本も販売中です。

子ども向けの学習書はカラーやイラストが多く、飽きずに読み進められるように工夫されています。ただし学習書だけでは、プログラミングやコーディングの疑問点を解決できないケースも多いでしょう。他の学習方法と合わせながら活用するのがおすすめです。

YouTubeのプログラミング学習チャンネル

子ども向けのプログラミング・コーディング学習において、ぜひ取り入れたい方法がYouTubeによる動画学習チャンネルです。たとえば「子ども プログラミング」「小学生向け コーディング」などのキーワードで検索すると、多くの動画コンテンツが表示されます。

子ども向けに作られているため、内容が簡単で分かりやすく、初めてでもチャレンジしやすい課題を提供してもらえます。何より、現代の小学生にとって動画コンテンツは非常に身近な存在です。「本よりも動画のほうが理解しやすい」という子も多いため、積極的に導入していきましょう。

コーディング・プログラミング学習を成功につなげるコツ

ここでは、コーディング・プログラミングの学習を成功につなげるコツをご紹介します。今までコーディングの技術に触れてこなかった子どもにとって、プログラミングは未知の世界です。途中で挫けてしまわないように、保護者としてできるサポートを考えてみましょう。

明確な目標を決める

コーディングやプログラミング学習を成功につなげるためには、明確な目標を決めることが大切です。なぜならコーディングの世界には終わりがなく、日々新しい知識や技術が更新されているからです。

たとえば「〇年後までに△△の資格をとる」や「〇年生が終わるまでにプログラミングゲームを完成させる」などのように、具体的な目標設定がモチベーションにつながります。一方で目標のない学習は意欲が低下しやすく、途中で挫折する要因になってしまうでしょう。

質問環境を用意する

コーディング・プログラミング学習では、必ず質問環境を用意することを心がけてください。コーディングの学習過程では、ほぼ必ずバグやエラーに直面します。プロのエンジニアでさえも、毎日のように原因不明のエラーに悩まされているほどです。

「学習書通りに操作したのにうまくいかない」や「友達と同じようにコーディングしたのに自分だけ動作が止まる」などは日常茶飯事です。疑問を解決できない状態が続くと、モチベーションが低下してしまいます。SNS・プログラミングスクール・掲示板・身近な有識者など、質問環境を整えてからコーディングの学習を始めましょう。

定期的に進捗をシェアできる環境を用意する

コーディング・プログラミング学習では、定期的に進捗をシェアすることも大切です。コーディング自体は一人で行う作業であるため、孤独感を抱くこともあるでしょう。家族や友人に進捗を共有できれば、努力の過程を評価してもらえるだけではなく、フィードバックももらえます。

たとえば途中まで作成したゲームをテストプレイしてもらったり、アニメーションのクオリティを評価してもらったりなどの方法で、シェアできる環境を構築していきましょう。

興味関心を持てる教材を選ぶ

興味関心を持てる教材を選ぶことも、コーディング・プログラミング学習において重要なポイントになります。コーディングの学習で最大の課題となるのが、モチベーションの維持です。学習状態に合わない参考書や、目的と合わないコーディング言語の教材では、興味が削がれてしまうでしょう。

たとえばゲームで遊ぶような感覚で学べる学習ブラウザや、アニメと一緒に学ぶ教材など、子どもの好奇心を引き出すコンテンツを選ぶように心がけてください。

コーディングとプログラミングを学ぶ習い事なら「プロクラ」

今回は、コーディング・プログラミングの意味や、子どもがコーディングスキルを学ぶための方法などをご紹介しました。コーディング・プログラミングの学習では、知的好奇心やワクワク感が大切です。そこでおすすめしたい習い事が「プロクラ」です。

プロクラでは、子どもが大好きなマインクラフトの世界で、コーディングやプログラミングを学べます。「子ども時代からコーディングスキルを磨いてほしい」と考えている保護者様は、ぜひこの機会に無料体験教室や資料請求から始めてみてはいかがでしょうか。

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