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論理的の意味とは|理論的との違い&ロジカルシンキングを育む5つの習慣

論理的な思考力の育成は、子どもたちの将来をさらに豊かにする!

論理的思考力は、あらゆる学習に役立ちます。論理的思考力とは情報同士を組み合わせて体系的に物事を理解する力であるため、算数の計算力だけではなく、国語の読解力や他教科の問題把握能力などにも影響を及ぼします。

論理的思考力は、世の中の情報を深く理解するためにも必要です。そのため論理的思考力の育成は、結果的に子どもたちの長い人生を豊かにすることにもつながるのです。今回は、論理的の意味や、子どもたちの論理的思考力を育てる方法をご紹介します。

「論理的」の意味とは|簡単に解説

論理思考力における「論理的」とは、物事の筋道が立てられているという意味です。そもそも論理とは「議論の筋道」や「物事の法則的なつながり」という意味があります。思考や論証が組み立てられている状態や、思考の妥当性が保証されている状態が、論理的であるという認識です。

論理的思考力では、分析と推論の能力が重要です。情報を正確に分析したうえで、主観的ではなく論理的に「妥当だ」と考えられる結論を導く能力が、論理的思考力といえるでしょう。

論理的と間違えられやすい「理論的」の意味

論理的と類似する言葉として用いられるのが「理論的」です。実は理論的は、論理的とほぼ同じ意味を持ちます。「理論」とは、原理や法則など「感情や主観が関与しない明確な事実」に基づき、筋道を立てて考える体系自体を指します。

現実で生じている物事に対し、理論を用いて論理的に思考するのが、理論的な考え方です。つまり理論的とは、論理的の一部に含まれるという認識のこと。思考プロセスが理論的になることで、論理的な思考力がさらに上がっていくのです。

論理的思考力が高い人の特徴

ここでは、論理的思考力が高い人の特徴をご紹介します。論理的思考力は目に見えない能力ですが、頭の回転が早い人や勉強・仕事が得意な人を観察することで、思考のプロセスにおけるヒントが得られるでしょう。

分析力が高く、物事の本質を理解できる

論理的思考力が高い人は分析力が高く、物事の本質を理解することが得意です。

手持ちの情報を適切に組み合わせ、TPOに応じて状況分析します。感情や主観に流されない考え方ができるため、見当違いの答えを出すリスクが少なく、妥当性の高い結論を導けるでしょう。

問題発見能力・問題解決能力が高い

論理的思考力が高い人は、問題発見能力や問題解決能力が高い傾向にあります。

なぜなら問題の本質的な原因を発見するためには、情報を活用しながら物事を段階的に考える必要があるからです。論理的思考力が高い人は表面的な事象のみにとらわれず、背景に隠された複雑な要素を分析できます。その結果、問題を構成する要素を正しく把握し、実情に基づいた適切な解決方法を提示できるのです。

発言に整合性があり、説得力がある

論理的思考力が高い人は発言に整合性があり、説得力があります。

説得力を得るためには、相手の心を動かす必要があります。曖昧な言葉選びや非論理的な構成では、相手が会話の内容を理解するまでに時間がかかり、説得力も失われてしまうでしょう。話を論理的に組み立てれば、相手も内容をすんなりと理解できます。

子どもたちの論理的思考を育成する5つの習慣

ここでは、子どもたちの論理的思考力を育成する習慣を5つご紹介します。論理的思考力は、後天的な環境や生活の工夫によって養える能力です。学校教育だけではなく、家庭教育や親子のコミュニケーションを通してお子さんの論理的思考力を育んでいきましょう。

気持ちを言葉や文章で伝える機会を増やす

子どもたちの論理的思考力を育てるためには、気持ちや言葉を文章で伝える機会を増やします。たとえばお子さんがボタンを上手に着けられないときに「ママ、これやって!」と服を差し出したとします。

そのまま受け取ってボタンを着けてあげるのではなく「やってあげるから、何をしてほしいのか、ちゃんと言葉で伝えてごらん」と伝えてみましょう。思考や感情を言語化するプロセスを繰り返すことで、考えている内容を整理する能力が引き出されます。

感情をコントロールし、冷静さを得る方法を身につける

論理的思考力を発揮するためには、頭のなかを冷静に保つことが重要です。論理的に考えようと思っていても、感情をコントロールできないと一時の気持ちに流された思考になってしまいます。

お子さんの論理的思考力を高めるためには、感情をコントロールする訓練を繰り返しましょう。たとえば「怒りそうになったら5秒我慢してみる」や「大きな声を出しそうになったら、小さな声で伝える努力をしてみる」などの方法から始めてみてください。

情報の背景やソースを調べる癖をつける

論理的思考力を高めるために、情報の背景やソースを調べる癖をつけましょう。とくに現代に生きる子どもたちはデジタルデバイスが身近であるため、社会のIT化が始まる前の子どもたちに比べて、日々多くの情報に触れ合っています。

ソースを調べる習慣が不足していると、偏った思想のニュースを信じ込んだり、フェイクニュースに騙されてしまったりするリスクが増えます。ソースを調べる習慣は、自分の知識の拡大につながるため、体系的に考えるための材料である「情報」の獲得につながるでしょう。手持ちの情報が多いほど、論理的思考力を育てやすくなります。

プログラミングを学習する

子どもたちの論理的思考力の育成に役立つ習い事が、プログラミングです。プログラミングでは自ら目標を設定し、ゴールに向かうためのプロセスを自分で考える必要があります。またバグやエラーが発生したときには、既存の情報を調査して原因を分析します。

プログラミングは、学習プロセス自体に論理的思考力が求められるため、カリキュラムを進める過程で自然と論理性が養われていくでしょう。学校の授業だけではプログラミングの専門知識を学べるとは限らないため、家庭学習やスクールなどで学習を補強することをおすすめします。

数値やグラフなど、定量的なデータを基に思考する

子どもたちの論理的思考力の育成では、数値やグラフなど定量的なデータを基に思考する習慣をつけましょう。定量的における「定量」とは、物事を数値や数量で表せる要素を指します。思考の体系から曖昧さを排除することで、より論理的かつ倫理的な考え方ができるでしょう。

定量的なデータを参考にすることは、ソースを調べる習慣にも影響を及ぼします。自らの主観や思い込みを手放した状態で考える癖をつけられれば、思考に論理的な一貫性が生まれ、より正確かつ体系的な考え方の獲得につながります。

論理的思考を育てる習い事なら「プロクラ」

今回は、論理的・倫理的の意味や、子どもたちの論理的思考力を育てる方法をご紹介しました。論理的思考力は「ロジカルシンキング」とも呼ばれ、子ども教育で注目されている要素の一つです。

論理的思考力の育成ではプログラミング学習が推奨されていますが、初心者や子どもたちにとってプログラミングは心理的ハードルが高いものですよね。そこでおすすめしたいのが、子ども向けプログラミングスクール「プロクラ」です。

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