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非認知能力を鍛える習い事7選!子どもの潜在能力を引き出そう

子どもの非認知能力を引き出したい…おすすめの習い事は?

人間の能力は、認知能力と非認知能力に大別されます。テストで良い点を取ったり難関校に受かったりするためには、学力に直結する認知能力が重要視されます。しかし、学力・努力の成果を出すための秘訣は、非認知能力に秘められているケースが多いでしょう。

今回は、非認知能力の意味や、非認知能力を鍛えるためにおすすめの習い事をご紹介します。非認知能力を養うためには、学校教育・家庭教育・習い事のバランスをとる必要があります。非認知能力の必要性や得る方法を学び、子どもの可能性をさらに広げていきましょう。

非認知能力とは|意味を解説

非認知能力とは、数字やグラフなどで定量的に測定できない能力を指します。たとえば暗記力や計算力などは、テストで点数として表せますよね。しかし、モチベーションや計画性などの非認知能力は点数で表せません。

非認知能力は、ハッキリとした数字で表せない能力の全般を意味しています。非認知能力は「世渡り力」とも称されており、自分らしい人生を歩むための力や、他者と円滑な関係性を築くための力として役立ちます。

非認知能力が求められる背景

非認知能力は、昨今の子ども教育で特に注目されている能力です。ここでは、非認知能力が求められる背景についてご紹介します。社会や教育の変化の様子と照らし合わせながら、授業だけでは養いにくい非認知能力について学んでいきましょう。

デジタル社会で活躍するための力を身につけるため

非認知能力が求められる背景には、社会のデジタル化が関連しています。急速なデジタル化が進む昨今では、トレンドや社会情勢が目まぐるしく変化しています。長年当たり前だった常識が覆され、次々と新たなサービスやカルチャーが築かれていますよね。

そんなデジタル社会で活躍するためには、洞察力やトレンド察知能力などの非認知能力が求められます。学校の勉強ができたり学歴が高かったりするだけでは、結果を残しにくい社会になってきているのです。

他者と円滑なコミュニケーションをとるため

非認知能力は、他者と円滑なコミュニケーションをとるためにも役立ちます。コミュニケーション能力は、代表的な非認知能力の一つです。他者と心地よい関係性を育むためには、感情をコントロールする力や、相手の気持ちを汲むための想像力などが求められます。

話を最後まで聞くためには、忍耐力が必要になるシーンもあるでしょう。これらの能力は、学校の授業を受けているだけではなかなか得られません。豊かな人間関係を築き、人生を鮮やかに彩るためには、非認知能力が欠かせないのです。

人生におけるチャンスを増やす・つかむため

人生におけるチャンスを増やす・つかむためにも非認知能力が求められます。非認知能力が高い人は、上司や先輩に気に入られたり、存在を覚えてもらいやすかったりする傾向にあります。前述したコミュニケーション能力の高さも、自己アピール力を高めるために重要な要素です。

リラックスしながら堂々としたプレゼンをする能力や、取引先に気に入られる能力なども、テストや点数では測れません。非認知能力が高い人ほど、ビジネスやキャリアにおいて成功体験を得られる可能性が上がるでしょう。

自分らしく豊かな人生を歩むため

非認知能力は、自分らしく豊かな人生を歩むためにも必要な能力です。たとえば将来かなえたい夢ができたとして、自分に自信がある人はすぐに行動やプランに移せます。しかし自信を感じられない人は、「どうせ頑張っても無理だろうな」と諦めてしまうでしょう。

願望を行動に起こすためには、非認知能力である自己肯定感や自己効力感が重要です。さらに視野を広げれば、行動力や興味関心の強さなども非認知能力に含まれます。非認知能力が高いほど、自分にとって理想的な人生を選択できるでしょう。

これからの時代に役立つ!非認知能力の例

ここでは、非認知能力の代表的な例を12種類ご紹介します。非認知能力は非常に種類が多いため、子どもの状態・個性・目標に合わせて選択することが大切です。子どもに必要な非認知能力を見繕いながら、家庭教育や習い事を選ぶ際の参考にしていきましょう。

自己肯定感

自己肯定感は、自分らしく生きるために欠かせない非認知能力です。ありのままの自分を認めて受け入れ、肯定する力を指します。自己肯定感が高い子どもは常に前向きな思考を持っており、失敗や挫折を経験に変えていく力を持っています。

自己肯定感は、人生におけるあらゆる挑戦のシーンで重要になる能力です。未知の領域に足を踏み入れる際も、自分を信じられる心があれば臆さずにチャレンジできます。また自分に自信があれば、他者に劣等感を抱きにくくなるでしょう。

リーダーシップ

リーダーシップも、点数で測れない非認知能力の一つです。指導力・統率力と同義であり、組織を維持しながら成果を出す力を指します。周りから慕われるだけではなく、コミュニティの先頭に立って集団を率いる能力です。

リーダーシップを得るためには、勉強や仕事の実績だけでは足りない場合があります。カリスマやオーラといった定性的な要素や、発言の説得力、目標に対してアグレッシブに取り組める姿勢なども、リーダーシップの獲得に必要な要素です。

主体性

主体性とは、「何をすべきか決められていない物事に対して、自分でやるべきことを考えて実行する力」です。類似する言葉に自主性がありますが、自主性は「何をするべきかが決まっていることを率先して実践できる力」になります。

主体性が高い人は、人とは異なる方法で課題を解決できたり、独自性の強い提案ができたりします。主体性だけではなく、行動に基づいた責任感の強さも非認知能力の一つです。グローバル化が進む社会では、謙遜せずに自己発信するための主体性がさらに重要視されています。

チャレンジ精神

チャレンジ精神は、人生の可能性を広げるために重要な役割を担う非認知能力です。たとえばキャリアアップのチャンスが訪れた際に、チャレンジ精神にあふれている人であれば、後々のリスクを考慮する前に挑戦できます。

しかしチャレンジ精神が乏しい人は、挑戦とリスクを天秤にかけがちです。リスクヘッジの精神自体は悪いことではありませんが、せっかくのチャンスを逃してしまう機会も多いでしょう。さまざまな習い事において、未知の領域にチャレンジする心が磨かれていきます。

社会性

社会性とは、「社会集団の一員としてふさわしい性質」です。たとえば「集団行動時に周りと協力できる」や「他者に依存せず自立した精神を持っている」などが挙げられます。

社会性が高い人は、どのようなコミュニティでも自然と馴染め、周囲と円滑な関係性を育めるでしょう。グループレッスンを行っている習い事や、集団スポーツ系の習い事で養いやすい力です。

コミュニケーション能力・協調性

コミュニケーション能力や協調性は、集団生活を送るために必要不可欠な非認知能力です。どのような形であれ、人はほぼ必ず他者と関わりを持ちながら生活しています。

他者と円滑なコミュニケーションをとる力は、人生の豊かさに直結するといっても過言ではないでしょう。空気を読む力や、自己主張を調整して場を乱さないようにする力も、集団生活では欠かせません。

自己管理能力

自己管理能力は、自分の思考や感情をコントロールする能力です。心のバランスを自ら調整する能力ともいえます。

自己管理能力が高い人は、感情的にならないコミュニケーションが実現できます。また怠惰な心を律することができるため、目標のためにコツコツと努力したり、優先順位をきめて物事に取り組めたりもするでしょう。

問題解決力

社会で活躍するにおいて、問題解決能力は重要な非認知能力といえます。問題解決力は、イレギュラーが発生したときもパニックにならず、効率的に解決するために必要な力です。

問題解決力が高い人は視野も広く、物事の本質を見極める力を持っています。論理的思考力との関連性が強いため、習い事によって問題解決力を高めることで、学習効果の向上にもつながっていくでしょう。

想像力

想像力とは、目に見えないものを思い浮かべる力です。想像力は、さまざまな非認知能力に大きな影響を与えます。

たとえばコミュニケーション力の向上では、相手の気持ちや感情を想像する力が必要です。ビジネスで新しいサービスや意見を提案する際にも、知識や経験をアイデアに昇華させるための想像力が求められます。

創造力

トレンドやニーズが流動的に変化する昨今において、創造力は非常に重要な非認知能力の一つです。創造力とは、従来のやり方やルールにとらわれず、新しいモノやコトを創り出す力です。

デジタル化が進む社会では、サービスやコンテンツの形も刻一刻と変化しています。今の時代の流れや需要に沿った提案をするためには、先入観にとらわれない創造力が必要なのです。

忍耐力

忍耐力は、さまざまな習い事で養える非認知能力です。自分で決めた目標を達成するためや、円滑なコミュニケーションを実現するためなど、さまざまなシーンで忍耐力が求められます。

自己肯定感のために必要な成功体験を得るためにも、忍耐力が重要です。なぜなら成功体験は一朝一夕で得られるものではなく、忍耐の量に応じた達成感によって得られるからです。

自己理解力・自己意識

自分らしく人生を歩むためには、自己理解力・自己意識が求められます。自己理解力とは、アイデンティティや自分らしさを客観的に把握する力です。

自分とはどのような人間なのかを理解するほど、自分にとって好ましく後悔のない選択ができるようになるでしょう。

子どもの非認知能力を鍛える習い事7選

ここでは、子どもの非認知能力を鍛えるためにおすすめの習い事をご紹介します。習い事の種類によって引き出される非認知能力に違いはありますが、成功体験を重ねる過程で自己肯定感が育まれることは共通しています。子どもの好みや特性に応じて、適した習い事を選択していきましょう。

楽器

ピアノやギターをはじめとする楽器の習い事では、感受性や想像力などの非認知能力を育成できます。音楽から得られる情緒や感性は、豊かな人生を形成するために欠かせない要素です。美意識が磨かれ、物事に対する慈しみの精神も育まれます。

同じ楽器を持って同じ曲を演奏しても、奏者によって音色は異なるものです。練習のたびに自己理解が進み、芸術との向き合い方への理解も深まります。またグループレッスンの習い事は、協調性や忍耐力なども磨かれるでしょう。

ダンス

ダンスは、非認知能力を鍛えるためにおすすめの習い事です。ダンスは感情や気持ちを表現する手段であるため、練習を通じて自分の感情を認識できるようになります。同時に、感情を他者に伝えるスキルが身につき、表現力の引き出しも増えていくでしょう。

またダンスの練習では、集中力と注意力も重要です。最後まで心身を乱さずにパフォーマンスを行う過程で、精神的な強さや忍耐力も養われます。ダンスは体と心の調和がポイントであるため、心身のバランスをとる能力も鍛えられるでしょう。

絵画

絵画の習い事は、幅広い非認知能力を引き出します。代表的なものが、自分の気持ちを表すための表現力、心を理解するための自己認識、自由に表現するための創造力、イメージを広げるための想像力などです。

描画対象が含んでいる美しさと対峙するプロセスで、美意識や感性も磨かれていきます。また絵画の習い事では、描き始めるよりも最後まで完成させるほうがエネルギーを使うものです。諦めずに描ききるサイクルで、忍耐力や集中力が養われるでしょう。

プログラミング

非認知能力を養う習い事として注目されているのが、プログラミングです。プログラミングでは、成果物とプロセスをつなぎ合わせるための想像力や、自由に目標を設定するための創造力、実際に手を動かすための計画力などの非認知能力が育成されます。

またプログラミング学習の過程では、ほぼ必ずバグやエラーが発生します。デバッグ作業を繰り返すなかで、問題発見能力や問題解決能力も磨かれていくでしょう。昨今では、プログラミングが引き出してくれる非認知能力への評価が高まっており、子ども向けの習い事教室が多数展開されています。

集団スポーツ

集団スポーツも、非認知能力を高めてくれる習い事です。野球・サッカー・バスケットボールなどの球技が代表的ですが、新体操やシンクロナイズドスイミングなどの美的要素を取り入れた習い事もおすすめします。

集団スポーツの習い事で得られる代表的な非認知能力は、コミュニケーション能力・責任感・協調性です。チームメンバーと協力して競技を行うなかで、他者の気持ちや思考を察する能力や、自身の責務を全うするための意識が高まるでしょう。

自然体験

非認知能力を高めるための手段として、五感を研ぎ澄ませることが挙げられます。五感を駆使する習い事では、環境への適応力や創造力、感受性、観察力、洞察力などが磨かれます。楽しく五感を養う習い事としておすすめしたいのが、自然体験です。

自然のなかで探索や観察を行う自然教室タイプの習い事はもちろん、サーフィンやスキーなどのネイチャーアクティビティでも非認知能力が鍛えられます。野鳥や魚などの生き物が関連する習い事では、情緒や思いやりの精神も育成されるでしょう。

ボーイスカウト

幅広い体験や出会いによって非認知能力が磨かれる習い事が、ボーイスカウトです。ボーイスカウトの習い事では、集団を引率するためのリーダーシップや、メンバーと協力するためのコミュニケーション能力、ミッションを完遂するための協調性などが育成されます。

ボーイスカウトは内容自体も貴重な経験になりますが、年齢や価値観の異なるメンバーとの出会いも大きな学習材料です。新たな価値観との出会いによる幅広い視野の獲得も、大切な非認知能力といえるでしょう。

こどもが非認知能力を養うなら「プロクラ」

今回は、非認知能力の意味や具体例、非認知能力を養うためにおすすめの習い事をご紹介しました。非認知能力は学生時代だけではなく、社会に出た後に身を助ける能力でもあります。習い事を上手に活用しながら、個人の人生に大きく影響を及ぼす非認知能力を伸ばしていきましょう。

非認知能力を伸ばす習い事として、とくにおすすめしたいのがプログラミングです。プログラミングでは非認知能力の他に、思考力や記憶力などの認知能力も養えます。学校や宿題による学習効果を高めるためにも、効果的な習い事なのです。

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