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宿題を早く終わらせる方法11選|子どもに宿題を進めてもらうには?

目次

子どもの宿題を早く終わらせる方法を知りたい!

保護者様のなかには、お子さんが宿題を進んで取り組まなかったり、集中して早く終わらせられなかったりで悩んでいる方も多いのではないでしょうか。通常の宿題も悩ましいですが、夏休みなどの長期休みに出題される大量の宿題をこなすことは、お子さんだけでなく保護者様にとっても負担になります。

そこで今回は、お子さんが宿題を早く終わらせる方法について紹介します。宿題が終わらない原因や早く終わらせるための注意点についても解説。集中して宿題に取り組み、保護者様もお子様も家庭での時間を有意義に使いましょう。

宿題がなかなか終わらない原因

お子さんの宿題がなかなか終わらない場合は、まず宿題が終わらない原因が家庭に存在していないかチェックしてみましょう。この章では、宿題を終わらせるのに時間がかかる原因を解説します。

宿題に集中できる環境が整っていない

宿題に時間がかかってなかなか終わらない理由として、宿題に集中できる環境が整っていない可能性があります。普段お子さんが宿題をしている環境を確認してみてください。

テレビや漫画、おもちゃなど、お子さんが気になるようなものが目に入る位置に置かれていないでしょうか。なかにはリビング学習をしている家庭もあるかと思いますが、このようなときにもお子さんの目に入らないように机やいすの位置を工夫してあげましょう。

マルチタスクになっており、思考のリソースが足りない

お子さんが集中して宿題に取り組めない原因には、知らず知らずのうちにマルチタスクになってしまい、十分に思考するための脳のリソースが足りていない可能性が挙げられます。マルチタスクとは、複数の業務を一度にこなそうとしている状況のことを指します。

宿題においても、一度に複数の宿題をこなそうとすることで、集中できずに時間がかかってしまう可能性があるのです。なるべく早く宿題を終わらせるためには、一つひとつの宿題に専念して取り組むことが大切です。

体や心が極端に疲れている

宿題がなかなか終わらない原因には、お子さんの体や心が極端に疲れている可能性が挙げられます。勉強するのにも体や心の調子が整っていないと集中が難しいのです。

睡眠や食事などの生活習慣を整え、外遊びなどの時間も取り入れることで、体と心が整い、宿題にも集中しやすくなります。外遊びが苦手なお子さんなら、保護者様と一緒に散歩をする時間を作るなど、家族で体を動かす習慣を取り入れることがおすすめです。

宿題をやらなくても怒られない

宿題をやらなくても怒られないことで、宿題に取り組む意欲が減少する可能性もあります。宿題は単に勉強するためだけのものではなく、学校の先生との約束でもあります。

宿題を終わらせなくても特に怒らなければ、宿題はやらなくてもいいと学習する可能性があります。さらにこの先、人との約束や提出期限を軽んじるようになる恐れもあるのです。保護者様は、宿題を終わらせることの大切さをきちんと教えてあげる必要があるでしょう。

勉強する理由や目的を理解できていない

勉強する理由や目的がわからないと、宿題に前向きに取り組めないこともあるでしょう。自分の興味のある宿題でない限り、一方的に出される宿題に集中して取り組めないお子さんもいるのではないでしょうか。

宿題に取り組むためには集中力が必要なので、このような状況では、宿題を早く終わらせるのは難しいのです。一度、お子さんと「勉強する理由や目的」を話し合うことが必要です。宿題がお子さんにとって取り組むべきものであると認識すれば、子どもたちも前向きに集中して宿題に取り組めるでしょう。

コンプレックスや劣等感に対峙したくない

コンプレックスや劣等感に対峙することを恐れているお子さんの場合は、宿題を終わらせるのに時間がかかってしまうことがあります。得意な科目や好きな内容なら積極的に取り組めていても、お子さん自身が苦手とする宿題だとなかなか取り組めないことはないでしょうか。

宿題は統一された内容を出されるため、それぞれのレベルにあったものではありません。お子さん自身が苦手だったり、レベル感があっていない場合、宿題になかなか取り組めないことも。一度、宿題に取り組む様子をチェックして、お子さんが苦手意識を持っていないか確認してみましょう。

学習時間の長さで評価を得ようとしている

宿題を終えるのが遅いお子さんは、学習時間が長いほど評価が得られると間違った認識をしている場合もあります。

以前に長い時間勉強をして褒められた経験がある場合、再び褒められたい一心で長く宿題に取り組んでしまうこともあるのです。長くやれば良いわけでもありません。お子さんがこのような傾向にある場合は、効率よく終わらせれば別のこともできるなど、話しあう必要があるでしょう。

宿題の総量を把握できていない

宿題の総量を把握できていないと、ペース配分を間違えてしまい、想定よりも多くの時間がかかってしまうこともあります。工作や漢字の書き取りなど、宿題によってはやればやるだけ時間がかかるものも。

他の宿題のことを忘れ一つの宿題に集中しすぎてしまうと、宿題をすべて終わらせるのが遅くなってしまうでしょう。特に、長期休みで多くの宿題が出されている場合は、全体の量を確認して現在どこまで宿題が終わっているのかをきちんと確認しながら進めるようにしましょう。

宿題を早く終わらせる方法11選

お子さんの宿題がなかなか終わらない理由には、宿題に取り組む環境やお子さん自身の体調・考え方に原因がある可能性があります。お子さんの抱える原因にあわせて試してみましょう。

まずは宿題の総量を把握する

子どもたちが宿題を早く終わらせるためには、まず宿題の総量を把握するといいでしょう。とくに夏休みや冬休みなどの長い休みに出される宿題の量はいつもの宿題よりも多いため、全体量の把握をしていないと、期限までに終わらせることが困難になります。

お子さんが宿題の量を自分自身で把握するためには、表などにまとめて分かりやすく掲示するのがおすすめ。視覚的に全体量を把握し、今どこまで終わっているのかを認識することで、自分で計画を立てて宿題に取り組むきっかけにもなるのです。

自分でスケジュールを立ててもらう

お子さんが自分の力で宿題のスケジュールを考えることも、宿題を早く計画的に実施するうえで有用です。いつ、どの宿題をやるのかを自分で考えることで宿題に取り組む動機付けともなります。

また一つの宿題にどれだけの時間がかかるのかを考えたり、決めたスケジュールを守ったりすることで、計画性も養えるでしょう。自分でスケジュールを立てることに慣れていないお子さんの場合は、無理のないスケジュールかどうか、保護者様による確認をおすすめします。

悩む時間にタイムリミットを設ける

悩む時間にタイムリミットを設けると、宿題を早く終わらせられるでしょう。宿題において、わからない問題をあれこれ考えているといつの間にか時間が過ぎてしまうことがあります。こうなると宿題を終わらせるのが遅くなり、苦手意識が芽生える可能性もあるのです。

もしわからない問題が出てきたら、タイムリミットを意識してみましょう。たとえば、もし30秒考えても分からなければ、次の問題に進むのです。時間をおくとすんなりできることもあるため、時間を上手に活用して宿題を進められるでしょう。

タイムアタックのゲーム性を取り入れる

宿題を早く終わらせるには、タイムアタックのゲーム性を取り入れるのもいいでしょう。タイムアタックとは、経過時間の短さを競う遊び方です。このようなゲーム性を宿題にも取り入れることで、楽しく緊張感を持ちながら宿題に取り組めます。

特に計算問題など、のちのちスピードが重視される内容の教科については、この方法は適しています。ただし、漢字の書き取りや工作など、じっくり取り組むことで成長が期待できる教科についてはこの方法は適していないため注意が必要です。

簡単な宿題や得意な科目を最初に終わらせる

比較的簡単な内容の宿題や、お子さんの得意な科目から最初に終わらせることで、勢いがつき、集中して宿題を終わらせられます。難しい問題や苦手な科目からはじめようとすると、宿題に取り組むモチベーションをあげるのが難しいのです。

また難しい問題を終わらせるのに苦労するため、宿題が進んだ感じがせずに、気持ちを高めづらいのです。簡単な問題や得意科目からはじめれば、楽しく取り組めるうえに成果も実感しやすいでしょう。

時間がかかる宿題は、1日の量を減らす

小学校で出される宿題には、問題集や工作などの時間がかかるものや、観察日記など1日では終わらない宿題もあります。計画を立てずに1日で終わらせようとすれば、焦ってしまい良い成果をあげるのが難しくなることも。

間違えたり失敗したりすれば、修正に時間がかかり、なかなか宿題が終わらなくなってしまうのです。事前に時間がかかるとわかるような宿題は、1日に取り組む量をお子さんと一緒に決めて無理なく取り組むようにしましょう。

定期的に学習環境を大きく変えてみる

宿題を早く終わらせるためには、定期的に学習環境を変えてみることもおすすめです。宿題や勉強に集中するためには、ほどよい緊張感が大切です。

慣れた環境は安心できますが、マンネリ感からさぼったり、娯楽に走ってしまったりする可能性があります。たまには学習環境を大きく変えてみましょう。普段は自室で宿題に取り組んでいるなら、リビングや図書館、保護者様と一緒にカフェを利用するなどはいかがでしょうか。

終わった量を可視化できるシステムを取り入れる

宿題の終わった量をお子さんにも分かりやすいように見せてあげると、やる気がアップして宿題に前向きに取り組めるでしょう。宿題をすべて書き出して、終わったらシールやスタンプを押す方法がおすすめです。

壁などにはれば、どれだけ宿題を頑張ったかがすぐに認識できるので、自信がつくでしょう。また残りの宿題も把握しやすいため、取り組む意欲がわきやすいのです。

自由時間は後悔がないように遊ばせる

宿題を早く終わらせるためには、自由時間も設けて思い切り遊ばせてあげることが大切です。宿題を早く終わらせるために、つい宿題の時間を多くしてしまうことはないでしょうか。勉強時間が長いと、かえって宿題に集中できないこともあるのです。

宿題と自由な時間のメリハリをつけることで、集中して宿題に取り組め、結果的に早く終わらせられます。自由な時間にお子さんのやりたいことを後悔がないように遊ばせましょう。

家族で一緒に勉強する時間をつける

家族で一緒に勉強すればお子さんも前向きに宿題に取り組めるため、宿題を早く終わらせられると期待できるでしょう。家族で一緒にといっても、お子さんの宿題にしっかりと付き添って見守るわけではありません。

保護者様は、お子さんのそばで自分の勉強をするといいでしょう。勉強する内容がなければ、読書などでも大丈夫です。大人が進んで勉強や読書をする姿を見て、お子さんは刺激を受けて勉強する気持ちになると期待できます。

子どもが安心して学習できる環境・関係性を養う

お子さんが宿題に取り組む環境や、保護者様との関係を安心できるものにすれば、集中できるため早く宿題を終わらせられるでしょう。早く終わらせないと罰を与えるような発言をすれば、お子さんは不安になってしまいます。

宿題に集中できないため、早く宿題を終わらせられたとしても、勉強内容に向き合えない恐れもあるのです。宿題を早く終わらせてほしいと焦るあまり、お子さんにマイナスの発言を向けるのは控えましょう。

宿題を早く終わらせるために気をつけたい注意点

お子さんが宿題を早く終わらせるためには、環境を整えることや、保護者様のサポートなどの工夫が必要です。次に、お子さんが宿題に取り組むなかで宿題を早く終わらせるために必要な注意点を紹介します。

早さよりも内容が大事!学習の本質を見失わないこと

宿題を早く終わらせたいと感じている保護者様は、学習の本質を見失わないことに留意する必要があります。宿題を早く終わらせることも大切ですが、それよりも、宿題に取り組むことで得られる内容が大事であることを忘れてはいけません。

速さに注力するあまり、じっくり考えればわかるような計算ミスをおこすこともあるでしょう。また、漢字の書き取りなどを慌てて行うことで記憶違いが起きてしまう可能性もあります。宿題をやる目的を保護者様も考えて、その意義が達成できるようなサポートも時には大事になるでしょう。

思考プロセスを見える形で残しておく

お子さんが宿題に取り組むときの思考プロセスを、見える形で残しておくといいでしょう。思考プロセスとは、問題を解決していく課程のことを指します。

宿題を早く終わらせようとすると、計算問題などの課程を飛ばしてしまう可能性があります。しかし思考のプロセスを書くことで、計算に必要なプロセスを飛ばさずきちんと考えるクセが定着するでしょう。また問題を間違えたときにも、間違えている箇所を把握しやすくなるため、見直しにかかる時間の節約になるでしょう。

短時間でも日々の学習習慣をつける

お子さんの宿題を早く終わらせたいなら、短い時間であっても毎日の学習習慣をつけるようにしましょう。学習習慣があれば、勉強に抵抗なく取り組めます。

毎日勉強しないとモヤモヤして気持ちが落ち着かない状況を作れたら、高学年や進学したとしても勉強を日常的に継続できるでしょう。習慣化するためには、朝食後やおやつの前など、すでに習慣になっている行動とセットにして取り組むと、お子さんも忘れにくく、メリハリもつきます。

子どもにとっての集中できる環境を整える

お子さんが集中できる環境を整えてあげることも、宿題を早く終わらせるためには大切です。自室で勉強しているお子さんの場合は、近くに漫画やゲームなど誘惑されやすいものを置かないなどの工夫が必要でしょう。

リビングで学習する場合は、テレビなど、自室よりも誘惑が多い傾向にあります。また兄弟の遊ぶ声が気になって集中できないこともあるでしょう。宿題をしているときには、お子さんが集中できるように静かになるような工夫が大切です。

子どもには前向きな声掛けをする

お子さんには、否定的な言葉よりも前向きな言葉をかけてあげるように意識しましょう。保護者様は、宿題を終わらせる責任を感じてつい頻繁に宿題が終わったかの確認をしてしまう方もいるかと思います。

やらないといけないと感じていることに、終わったか言われるとやる気が失われやすいものです。お子さんに声をかけるときは、宿題で困っていることはないかを確認し、頑張っている気持ちをねぎらうような言葉かけをするといいでしょう。

アドバイスやサポートは適切に

お子さんの宿題を早く終わらせたかったら、保護者様からのアドバイスやサポートはお子さんの気持ちによりそって、適切におこないましょう。お子さんを心配するあまり、先回りしてアドバイスをしたくなることもあるかもしれませんが、まずはお子さん自身の力で取り組むことが大切です。

自分で考えてみて、どうしても難しそうであれば、アドバイスやサポートが必要か確認するのです。また、できた宿題に対しては具体的にほめて、努力をねぎらう言葉かけをしてあげましょう。

宿題や課題の追加はNG

お子さんが宿題を早めに終わらせたからといって、宿題や課題の追加は控えましょう。お子さん自身がもっとやりたいと望んでいる場合は別ですが、そうでなければ宿題を追加されると、早く終わらせると損をすると学ぶ可能性があるのです。

早く終わらせることで、宿題がふやされたお子さんは嫌な気持ちが定着し、わざと時間をかける習慣が定着する恐れがあります。お子さんが自ら望んでいない限り、宿題を追加することは控えましょう。

宿題を早く終わらせるために鍛えたい5つの能力

子どもたちが宿題を早く終わらせるためには、それぞれの環境や性格にあわせた対応、言葉かけなどの注意点を知って適切なサポートが大切です。またそれ以外にも、宿題を終わらせるために大切な力を鍛えることもいいでしょう。この章では、宿題のために必要な能力を5つ紹介します。

読解力

お子さんが宿題を終わらせるために必要な力として、読解力が挙げられます。読解力とは、文章の意味を理解して正しく解釈する力のことです。読解力は国語だけでなく、算数の文章問題や理科や社会の問題を正しく解くためにも必要です。

せっかく答えはわかっていても、問題の意図を正しく読み解けなければ、正解を導き出せずに宿題を早く終わらせることは難しいでしょう。読解力を鍛えるためには、音読の練習や読書の習慣をつけることがおすすめです。

論理的思考力

お子さんの宿題のために大切な能力として、論理的思考力も挙げられます。論理的思考力とは、物事の全体像を把握したうえで、筋道を立てた考え方をする能力のことを指します。

論理的思考力が高ければ、宿題においてもその問題の意図を理解して的確に答えられるため、宿題を早く終わらせられると期待できるのです。また、間違えた問題についても、何故間違えたのかを論理的に考えることで、より理解を深められるでしょう。

計画力

計画力はお子さんが宿題を早く終わらせるために必要な能力といえます。計画力があれば、宿題を期限までに終わらせるために必要なスケジュールを導き出せるのです。

また、どの宿題にどれくらいの時間がかかるか予測できるようになれば、スケジュール通りにこなす力も身につきます。まだ見通しを立てることが難しいお子さんは、保護者様がサポートしてスケジュールを組み、計画性を育む手伝いをしてあげましょう。

問題発見能力・問題解決能力

問題発見能力や問題解決能力も、お子さんが宿題を早く終わらせるために役立つ能力です。問題発見能力とは、問題がどこにあるかを分析する力のことを指します。一方、問題解決能力とは、発生している問題に適切な解決策を考えて対処する力です。

宿題の文章題などで、意図を理解してその問題を解決するために、問題発見能力や問題解決能力が役立つでしょう。これらの力は、宿題で問題を解くことでも鍛えられるので、やればやるほど宿題を早く終わらせられるようになると期待できます。

想像力

想像力も宿題を早く終わらせるために役立ちます。想像力とは、今目の前にないものやこの世に存在しないものを考える力のことを指します。算数の文章題や国語の文章などから、内容を正しくイメージして理解し問題を解くためには、想像力が必要です。

想像力を鍛えるためには、読書やごっこ遊び、絵描きなど、子どもたちの日頃の遊びが役に立ちます。遊びを通して想像力を養えば、宿題を早く終わらせられるだけでなく、人間関係やリスク回避などが上手になり、円滑に日々を過ごせるようになるでしょう。

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今回は、お子さんが宿題を早く終わらせる方法を紹介しました。宿題を早く終わらせるためには、宿題の量を把握してスケジュールを立てることや、学習環境を整えるなどのサポートが有効です。

また親のサポートの他にも、お子さん自身の能力を上げることも宿題を早く終わらせるには役立ちます。論理的思考力や問題解決能力など、日々の生活のなかで鍛えられるような取り組みを行うといいでしょう。習い事でこれらの能力を身につけたいなら、プログラミングスクールがおすすめです。

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