今、未就学児〜小学生の子どもたちを持つご家庭のなかで、大きな注目を集めている習い事が「プログラミング」です。IT化が進む現代では、プログラミング学習における専門スキルの習得は大きな魅力となっています。
プログラミング学習では、子どもたちの思考力や創造性、想像力など、さまざまな非認知能力を鍛えられるのもうれしいポイント。思考が柔軟な子ども時代のうちに、ぜひスタートしたい習い事といえるでしょう。
今回は、「プログラミングって何歳から始めればいいの?」という疑問にお応えするために、年齢別の学習内容やプログラミング学習のメリットをご紹介します。幼少期からプログラミングを学び、将来役立つ能力を身につけましょう。
ここでは、プログラミングを始めるのにおすすめの年齢をご紹介します。結論から言うと、プログラミング学習は何歳から始めてもOK!年齢や学習進捗に合った教材を準備して、楽しみながら学べる環境を整えていきましょう。
プログラミングは、物心のついた3〜5歳の幼児期から始めても構いません。幼児期の子どもたちは、遊びを通して学ぶ力が高く、ゲーム感覚でプログラミングに触れさせるのに適した年齢です。プログラミングは論理的思考力を育成するため、幼い頃から体系的に物事を考える力も身につくでしょう。
幼児期は好奇心が強く、新しいチャレンジにストレスを感じにくいのもポイント。プログラミングは行動がすぐに結果に反映されるため、3〜5歳ならではの知的好奇心に応えてくれます。
プログラミング学習は、6〜8歳の小学校低学年から始めるのもおすすめです。小学校低学年は、幼児期と比べて思考力や集中力が大きく伸びる時期です。順番通りに作業に着手する力や、ルールや規則を前提とした理解力が向上し、プログラミングの基本的な構造を把握しやすくなります。
小学校低学年のうちから論理的思考力の土台をつくっておけば、中学年以降に登場する四則演算でもつまずきにくくなるのもメリット。プログラミング学習で鍛えられる数々の非認知能力は、小学校だけではなく中学、高校の学習もサポートしてくれるのです。
ここでは、幼児期からプログラミングを学ぶメリットをご紹介します。プログラミングで身につく力は、専門的なITスキルだけではありません。プログラミングの学習過程では、子どもたちの将来をより豊かにする能力が総合的に引き出されます。
幼児期からプログラミングを学ぶメリットとして、論理的思考力の育成が挙げられます。論理的思考力とは、情報同士をつなぎ合わせて物事の全体像を考える力です。論理的思考力は読解力や想像力にも影響を与えるため、理系科目だけではなく文系科目や人間関係の構築にも役立ちます。
論理的思考力が高い子どもたちは、自分の思考や記憶を整理する力も高い傾向にあり、発言内容に説得力があることが特徴です。相手の話を正しく理解したり、問題文を正しく読み解いたりするためにも、論理的思考力が役立ちます。
創造力や想像力が伸びることも、幼児期からのプログラミング学習によるメリットです。創造力とは、ゼロから価値を創り上げる能力。想像力とは、所持している情報をもとに「現実で起こる可能性がある出来事をイメージする能力」を指します。
プログラミング学習では、「自分で目標を設定し、ゴールまでの過程を試行錯誤するプロセス」が含まれます。自分だけのオリジナルな作品や成果を創造・想像する過程では、子どもたちの個性や感性も磨かれていくでしょう。
幼児期からプログラミングを学ぶメリットとしては、問題解決能力の育成も挙げられます。なぜならプログラミング学習では、誰しもがほぼ必ず失敗や挫折を経験するからです。「お手本通りにやったのにうまくできない」は、大人でも子どもたちでもよくある話です。
大切なのは、失敗を振り返り、原因を探し、具体的な改善策を考え、実行に移すこと。いわゆる「PDCA(計画・実行・評価・改善)のサイクル」が学習内で行われるため、社会に出ても役立つ問題発見力・解決力が鍛えられます。
幼児期のプログラミング学習のメリットとして、成功体験を積みやすいことも挙げられます。プログラミングの大きな特徴の一つが「フィードバックの早さ」。操作や変更の結果がすぐに反映されるため、スピード感のある試行錯誤の体験がかなえられます。
また昨今では、子どもたちの年齢に応じたプログラミング学習教材も多く展開されています。無理のないレベルから挑戦できるだけではなく、知的好奇心をくすぐる演出を取り入れた教材も多いため、ゲームで遊ぶような感覚で成功体験を積み重ねられるでしょう。
プログラミング学習は、問題発見と問題解決の連続です。ほんの少し設定を変えたりコードを増やしたりするだけで、「今までできていたことができなくなった!」という事態にもなります。
しかし、表面的な事象には必ず原因となる背景があるもの。プログラミングは理論的な構造のなかで動くため、「なぜ?」「どうして?」には必ず答えが用意されています。疑問と正面から向き合い、解決方法を考える能力は、生涯にわたり子どもたちをサポートしてくれるでしょう。
ここでは子どもたちの年齢に合ったプログラミング学習の方法をご紹介します。プログラミング学習は何歳からでもスタートできるからこそ、子ども自身が楽しく取り組める環境が大切。遊びと学習を両立する教材を選び、長期的なプログラミング学習につなげていきましょう。
3〜5歳の幼児期では、パソコン操作不要のカード教材をおすすめします。プログラミング学習の肝は、物事の構造や理論への理解です。
アナログのカードやパーツを組み合わせて楽しめるプログラミングゲームでは、目標から逆算的に考えるための思考力や、自分で試行錯誤するプロセスが学べます。
子ども向けのビジュアルプログラミング言語として、世界的に有名な教材が「Scratch(スクラッチ)」。4〜6歳の小さな子どもたちには、Scratchのさらに入門編である「ScratchJr(スクラッチジュニア)」をおすすめします。
ScratchJrは、タッチ操作だけでオリジナルゲームが作れる子ども向けプログラミング教材です。アイコンの描かれたブロックを組み合わせるだけで、楽しくプログラミングの仕組みや構造に触れられます。
6〜8歳の小学校低学年の子どもたちは、ScratchJrを卒業してScratchにチャレンジしてみましょう。Scratchでは、カラフルなブロックを組み合わせることで、ゲーム・アニメ・ストーリーなどさまざまな作品を作成できます。
Scratch以外にも、Viscuit(ビスケット)やSpringin’(スプリンギン)など、子ども向けのビジュアルプログラミング言語は多く展開されています。お子さんの好みや学習進捗に合わせて、ピッタリの言語を探してみてください。
思考力や行動力も高まる7〜10歳では、プログラミングスクールへの通学をおすすめします。子ども向けのプログラミングスクールは、ロボットやゲームなど、ワクワク感を抱かせる教材を導入している傾向にあります。
たとえばゲームの世界でプログラムを入力し、キャラクターやオブジェクトを操作したり。ロボットに向けたプログラムを作り、実際にロボット本体を動かしたり。お子さんの知的好奇心を刺激する学習により、幅広い非認知能力を育てます。
今回は、プログラミング学習を何歳から始めるべきかや、幼児期からプログラミング学習を始めるメリットなどをご紹介しました。小学生向けのプログラミングスクールをお探しの保護者様には「プロクラ」をおすすめします。
プロクラは、子どもたちが大好きなマインクラフトの世界でプログラミングを学べるスクールです。「まずは遊びのなかで楽しくプログラミングに触れてほしい」「子どもには将来役立つスキルを身につけてほしい」と考えている保護者様は、ぜひこの機会に無料体験教室や資料請求からスタートしてみてくださいね。
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