「うちの子、最近ずっとマイクラばかり…ただのゲームじゃないの?」
「マイクラが子どもの教育に良いって聞いたけど、本当のところはどうなんだろう?」
お子さんが夢中になっている姿を見て、嬉しく思う反面、そんな疑問や少しの不安を感じている保護者様もいらっしゃるのではないでしょうか。
世界中の子どもたちを虜にしている「マインクラフト(通称:マイクラ)」は、実は多くの教育現場で導入されている、可能性に満ちた素晴らしい教材でもあります。
この記事では、なぜマイクラが「最高の知育ツール」と呼ばれるのか、お子さんのどんな能力を伸ばしてくれるのか、そしてご家庭で始める際のポイントまで、保護者様の気になる情報をもれなく解説します。
ゲームの世界で遊んでいるだけに見えるお子さんの時間が、実は未来を生き抜くための大切な力を育む貴重な学びの機会になるかもしれません。ぜひ最後までご覧いただき、お子さんの「好き」を応援するヒントを見つけてください。
まずは「マイクラってそもそも何?」という保護者様のために、基本的な情報をご紹介します。難しい言葉は使わずに、その魅力の本質をお伝えします。
マイクラの世界に足を踏み入れると、そこは木も、土も、動物も、すべてが四角いブロックでできています。この世界には、決められたストーリーやゴールは基本的にありません。
ブロックを壊して素材を集め、その素材を組み合わせて新しい道具や建物を作っていく。探検に出かけて新しい場所を見つけたり、巨大な建築物を作ったり、動物を育ててみたり。何をしてもいい、無限の可能性が広がっているのがマイクラの最大の魅力です。
この「自由度の高さ」が、子どもたちの創造力を刺激し、「自分で考えて行動する力」を自然と育んでくれるのです。
マイクラには、主に2つの遊び方(モード)が用意されています。
クリエイティブモード | すべてのブロックやアイテムを無限に使うことができ、空を飛ぶことも可能です。敵に襲われる心配もないので、お子さんは安心して建築や創作活動に没頭できます。頭の中にあるイメージを、何の制約もなく形にできるモードです。 |
サバイバルモード | 体力や空腹の概念があり、夜になると敵が現れます。生き抜くために、自分で食料を確保し、安全な家を建て、道具を作る必要があります。ハラハラドキドキの冒険が楽しめ、限られた資源でどう生き抜くかという「問題解決能力」が試されるモードです。 |
どちらのモードで遊ぶかによって、異なる面白さや学びがあるのがマイ-クラの奥深いところ。お子さんの性格やその日の気分に合わせて選ぶことができます。
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それでは、なぜマイクラが世界中の教育者から注目されているのでしょうか。ここでは、マイクラの世界での遊びを通して、お子さんが自然と身につけられる5つの力をご紹介します。
「空に浮かぶお城を建てたい!」
「秘密の地下基地を作ろう!」
マイクラの世界では、お子さんのそんな突拍子もないアイデアも実現可能です。完成形をイメージし、どんなブロックを、どのように組み合わせれば形になるのかを試行錯誤するプロセスは、まさに創造力のトレーニング。ゼロから何かを生み出す楽しさを、身体中で感じることができます。
サバイバルモードでは、さまざまな困難がお子さんを待ち受けます。
「食料がなくなってしまった」
「敵に囲まれてしまった」
「高い崖をどうやって登ろう?」
こうした課題に対し、「どうすれば解決できるだろう?」と自分自身で考え、工夫し、実行する経験を何度も繰り返します。この経験が、将来社会に出たときにも必要となる、粘り強く課題に取り組む力や問題解決能力の土台を築きます。
マイクラには、「レッドストーン」という電気回路のような仕組みがあります。これを使うと、自動で開くドアやエレベーターなど、複雑な装置を作ることが可能です。
「どうしてこうなるんだろう?」「もっと便利なものを作れないかな?」と探求するうちに、論理的な考え方や仕組みを理解する力が育まれます。遊びながら科学や工学の基礎に触れられるのも、マイクラの大きな魅力です。
ブロックを組み合わせて立体的な建物を作るには、奥行きや高さ、構造を頭の中で正確にイメージする必要があります。
平面だけでなく、三次元で物事を捉えるこの「空間認知能力」は、算数の図形問題や、将来理系の分野に進む上でも非常に重要になる力です。
マイクラは、お友達と同じ世界に入って一緒に遊ぶこと(マルチプレイ)も可能です。
「ぼくが木を切ってくるから、きみは家を建てていて!」
「あっちに敵がいるから、協力して倒そう!」
一人では難しい大きな目標も、役割分担をしたり、アイデアを出し合ったりすることで達成できます。この経験を通して、自然とコミュニケーション能力やチームワークの大切さを学んでいくでしょう。
マイクラの教育的な効果は分かったけれど、やっぱり気になる点もありますよね。ここでは、保護者様からよくいただく質問にお答えします。
操作自体はシンプルなので、小学校低学年からでも十分に楽しめます。文字を読むのが難しい年齢のお子さんでも、直感的にブロックを置いたり壊したりして遊ぶことができます。
親子で一緒に遊びながら、少しずつ操作を覚えていくのがおすすめです。
どんなゲームでも、夢中になりすぎる可能性はあります。大切なのは、ご家庭でルールを決めること。「1日1時間まで」「宿題が終わってから」など、お子さんと一緒にルールを作り、それを守る習慣をつけましょう。
タイマーを使うのも効果的です。「ゲームの世界」と「現実の世界」の切り替えを意識させることが重要です。
マイクラは、パソコン、スマートフォン、タブレット、Nintendo Switch™やPlayStation®4などの家庭用ゲーム機で遊べます。ソフトの価格は機種によって異なりますが、一度購入すれば月額料金などはかからずに遊べる買い切り型です(2025年10月現在)。
もちろんです!最初はお子さんに教えてもらいながら一緒にプレイすることで、親子のコミュニケーションも深まります。「すごいね!どうやって作ったの?」とお子さんの世界に興味を示すことが、お子さんの自己肯定感を高めることにもつながります。
「うちの子にもやらせてみたい!」と思ったら、ぜひ以下のステップを参考に、マイクラの世界への扉を開いてみてください。
YouTubeなどの動画サイトには、たくさんのプレイ動画が投稿されています。お子さんが「面白そう!」と興味を持つことが第一歩。どんなことができるのか、親子で一緒に動画を見てワクワクする気持ちを共有しましょう。
ご家庭にあるパソコンやタブレット、ゲーム機などでプレイ可能です。お子さんにとって操作しやすいものを選んであげましょう。迷ったら、お友達が多く遊んでいるNintendo Switch™版や、どこでも手軽に遊べるタブレット版が始めやすいかもしれません。
もしお子さんがマイクラに夢中になったなら、その好奇心を本格的な学びに繋げる絶好のチャンスです。プログラミング教室では、マイクラの世界を教材として、プログラミングの基礎を楽しく学ぶことができます。
マイクラが持つ教育的な可能性をご紹介してきましたが、そのポテンシャルを最大限に引き出すのが、プログラミングとの掛け合わせです。
私たち「プロクラ」は、お子さんたちが大好きなマイクラの世界でプログラミングを学べる、小学生のためのスクールです。監修には、日本人で唯一のMinecraft公式認定プロマインクラフターであるタツナミシュウイチ先生を迎え、子どもたちの知的好奇心を刺激する独自のカリキュラムを提供しています。
プロクラでは、ゲームをただ「消費する」だけでなく、プログラミングを使って自分の手で世界を「創造する」経験をします。
このような学びを通して、論理的思考力や問題解決能力といった「プログラミング的思考」が、遊びの延長線上で自然と身についていきます。
「ゲームで遊んでいるだけ」だった時間が、「未来を創造する力」を育む学びに変わる。そんな感動を、プロクラで体験してみませんか?
「うちの子でも続けられるかな?」「教室はどんな雰囲気なんだろう?」
そんな保護者様のために、プロクラでは随時無料体験教室を実施しています。お子さんが目を輝かせながら課題に取り組む姿を、ぜひ一度ご覧ください。
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