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小学生の門限は何時までがベスト?帰宅時間を決めるときのポイントとは

子ども同士で遊びの約束をして帰ってきたけど…

子どもたちが小学校に上がると、行動範囲や交友範囲が広がっていきます。放課後に子ども同士で遊ぶ約束をして帰ってくる機会も増えるでしょう。お子さんの安全を守るためには、明確な門限の設定が必要になります。

今回は、小学生に門限が必要な理由や、門限を決めるときのポイントなどをご紹介します。門限は家庭方針によって異なるからこそ、さまざまな要素を複合的に考えて設定することが大切です。門限の重要性を学んだうえで、適切な時間を考えていきましょう。

小学生に門限が必要な理由

ここでは、小学生に門限が必要な理由をご紹介します。まだ幼い子どもたちの安全を守るのは、ほかでもない保護者様。お子さんの健やかな成長のためには、門限の必要性を保護者様自身が理解したうえで、お子さんに伝える力が必要です。

危険な目に遭うことを避けるため

小学生に門限が必要な理由は、危険な目に遭うことを避けるためです。放課後遅くまで遊んでいると、空が暗くなり人通りも少なくなってきますよね。世の中では、力のない子どもたちを狙った犯罪が多発しています。人目につきにくい時間帯で、犯罪被害のリスクが上がるのは自然なことです。

また見通しが悪くなれば、子ども自身が転んでケガをしたり、自転車や車に気づきにくくなったりすることも。何かトラブルに巻き込まれた際、人通りが少ない時間帯では、助けを求める声が周囲に届かないことも考えられます。

ルールを守ることを覚えるため

ルールを守ることを覚えるのも、小学生に門限が必要な理由です。小学生の子どもたちにとって、ルールは「自分の自由を束縛する存在」という印象があります。ルールを守るべき理由がわからないと、一方的に押しつけられているような感覚を抱くこともあるでしょう。

ルールの意味を教えることはもちろん大切です。しかし、子どもたちの心身の安全を守ったり、社会の一員として生きる力を養ったりするためには、意味を深く理解する前に「ルールを守ること」を実践する必要があります。門限は子どもたちにとって、ルールを守る訓練の一環です。

生活リズムを整えるため

門限は、小学生の生活リズムを整えるためにも役立ちます。小学生の子どもたちは、自分の生活を管理する力がまだ乏しいもの。育児には当人への尊重が大切だとはいえ、「好きなだけ遊びたい!」「好きなときに寝たい!」という気持ちをすべて尊重する生活は、健全とは言い難いですよね。

門限があることで、子どもたちは定時に帰宅する習慣ができます。然るべきタイミングで帰宅できれば、食事や勉強、睡眠の時間帯も整っていきます。門限によって適切な生活リズムが養われれば、お子さんの心身の健康的な成長にもつながっていくでしょう。

小学生の門限は17時ごろがベスト!

家庭の方針によって異なるものの、「小学生の門限は17時頃がベスト」という考えが多いようです。以下は、小学校が終わる時間帯の目安です。

  • 4時間授業……12:00~12:30頃
  • 4時間授業+給食と掃除……13:00~13:30頃
  • 5時間授業……14:30頃
  • 6時間授業……15:30~15:45頃

遅くて16時頃に学校を出るような日でも、門限が17時であれば1時間程度の自由時間を確保できます。ただし冬至の前後は日の入りが16:30頃と、17時にはとっぷりと日が暮れてしまいます。

とくに小学校低学年の場合は、迷子やケガの危険性が上がるため、時期によって門限を調整したり、遊ぶ場所にルールを設けたりといった工夫を取り入れましょう。

帰宅時間を決めるときのポイント

ここでは、子どもたちの門限を決めるときのポイントをご紹介します。門限では、厳格な規律と柔軟性の両方が大切です。

また前項では「ルールを守ること自体が大切」と述べましたが、やはり子ども自身に納得感があると、門限を厳守する意識にもつながります。門限決めのポイントを学び、お子さんの安全や安心をサポートしていきましょう。

年齢に合わせた時間設定をする

お子さんの門限を決める際は、年齢に合わせた時間設定を考慮することが大切です。小学生といっても、6歳の1年生と12歳の6年生では、体力も人間関係も行動範囲も異なりますよね。また高学年の子からすると、低学年の子と同じ門限では不満も溜まることでしょう。

厳しすぎる門限は、友人同士のコミュニケーションを阻害してしまうリスクもあります。低学年は15時、16時のような早い時間帯から設定しつつ、成長に応じて門限を伸ばしていくのもよいでしょう。

子どもと一緒にルールを決める

門限をつくる際は、お子さんと話し合いながら決めるのがベストです。学校が終わる時間・家までの距離・夜ごはんの時間・就寝時間などを視覚化し、逆算的に門限を決めていきましょう。

子どもたちが自発的にルールを守るためには、納得感が大切です。保護者様に押しつけられただけのルールでは反発心を抱きやすく、不満が大きくなってしまいます。話し合いのうえで一緒にルールを決められれば、子どもたちの心に納得感が生まれ、「約束を守ろう」という気持ちも抱きやすくなるでしょう。

季節・日没時間を考慮する

お子さんの門限を考える際は、季節や日没時間を考慮することも大切です。たとえば夏の17時と冬の17時では、空の明るさが大きく異なりますよね。門限の本来の意図をお子さんに伝えつつ、前後の調整をしましょう。

またお住まいの地域によって、時期ごとの門限を調整する必要があることも。たとえば夏至の北海道と沖縄では、日の入りに10分程度しか差がありません。しかし冬至ではなんと1時間30分以上の違いがあります。単純な時間だけに縛られず、柔軟性を持って設定するのがおすすめです。

安全な帰宅経路を共有する

お子さんの門限を設定する際は、安全な帰宅経路を共有するようにしてください。たとえば友達の家に行く場合、相手の家から自宅までの道を調べ、大通りを通って帰ってくるように伝えましょう。

駅や交番などを通ってくるルートであれば、安全面のリスクを軽減できます。また、あらかじめ道を共有しておけば、万が一事件に巻き込まれたときや迷子になったときなどに、捜索の依頼を出しやすくなります。

遅れるときの対応も決めておく

遊びに熱中していると、つい門限を過ぎてしまうこともあるでしょう。お子さんの自発的なルール遵守を促すためにも、門限を過ぎるときの対応方法を決めることも大切です。

たとえば「〇時〇分には必ず連絡する」「家からの電話には必ず出る」「公衆電話用の小銭を持たせておく」など、保護者様側からの対応や確認も求められます。

門限を守らないことが続いたら?

もしお子さんが門限を守らない日が続いたら、まず当人に理由を聞くことから始めましょう。頭ごなしに叱らずに、「何か困ったことがあったの?」と優しく声をかけることが大切です。

「遊んで遅くなっちゃっただけ?」と聞くと、意外にも素直に「うん」と答えてくれることも。ルールについて再度話し合う前に、お子さんに安心感を抱いてもらうように努めてみてください。

覚えておきたいのが「門限を破ってしまったことに対し、お子さんも後ろめたさを感じている」という点です。もしトラブルがあった場合でも、強く叱ると言い出しにくくなってしまいます。なるべく強い言葉は控え、門限を守るためにできる工夫を一緒に考えていきましょう。

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今回は、小学生の子どもたちに門限が必要な理由や、門限を決めるときのポイントなどをご紹介しました。門限の設定は、子どもたちの自主性や主体性を育てるための手段でもあります。適切な門限のルールを決め、お子さんの精神的な成長にもつなげていきましょう。

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