お子さんが小学校に進学し、「初めて懇談会に参加する」という保護者様も多いのではないでしょうか。人見知りな人や話すのが苦手な人にとっては、緊張や不安を感じてしまいますよね。
とくに初回の懇談会では、お互いに初対面の相手とコミュニケーションをとる必要があります。懇談会の概要をあらかじめ学び、自信を持って当日を迎えましょう。
今回は、懇談会の意味や目的、懇談会に参加する際のポイントなどをご紹介します。懇談会は学校側との情報交換はもちろん、保護者様同士のコミュニケーションの場にもなる貴重な機会です。懇談会の目的を学んだうえで、お子さんの教育をサポートするための情報を集めていきましょう。
ここでは、懇談会の意味や目的をご紹介します。懇談会は子どもたちの家族だけではなく、企業やチームなどビジネスの場でも行われる会合です。懇談会の目的を理解し、コミュニティの一員としての動き方を考えていきましょう。
懇談会とは、特定のテーマや課題について話し合う場です。話し合いという明確な目的があるため、自由な交流時間や食事などを伴わない場合もあります。懇談会では必ず議題があり、問題解決や意見交換などが行われます。
懇談会は結論を出すために話し合う会合であるため、議長や書記などの役割が分担されることも。とはいえ会社のミーティングや会議などと比べると、カジュアルかつフレンドリーな雰囲気で進む傾向が強いものとなっています。
学校で行われる懇談会は、主に子どもたちの教育や学校生活における議題が掲げられます。学校側の主導で開催される傾向にあり、学習内容や学校行事の説明や共有がされることも。懇親会の内容は、学校や時期によってさまざまです。
たとえば「スマホの使い方」のようなテーマのもとで、保護者様たちが話し合うスタイルの懇親会もあります。また年度最初の懇談会では、PTAの役員を選出する場合もあります。懇談会自体には強制力がないケースが多いようです。
企業における懇談会は、従業員同士のチームワークを強くすることを目的とする傾向にあります。議題に沿った話し合いも行われますが、課題や問題の解決そのものではなく、「話し合いというグループワークを通してチーム力を上げること」が重要です。
従業員同士がお互いのことを知れば、チームや会社全体の風通しも良くなるものです。つまり企業での懇談会は、「話し合いの側面が強い親睦会」ともいえるでしょう。もちろん学校での懇談会と同様に、企業によって内容は大幅に異なります。
ここでは、懇談会と懇親会の違いについてご紹介します。何かと混同されることも多い懇談会と懇親会。学校によってはほぼ同じ内容であることも少なくありません。両者の違いを知っておけば、参加の際の心構えも変わってきます。
前項でも触れたように、懇談会の目的は「話し合い」です。懇親会と懇談会が混ざったような会が開かれる場合もありますが、あくまで「コミュニケーションだけではなく、課題解決を目的としていること」を忘れないようにしましょう。
とはいえ小学校の懇談会の場合は、学校側や保護者様同士での意見交換が中心的なケースも。そのため学校側との個人面談も、大きな意味では懇談会に含まれます。家庭方針を学校側に伝えたうえで、お子さんに沿った教育について考えることも、懇談会の形の一つです。
懇親会は、親睦や交流を行う会合です。参加者同士のコミュニケーションが重要視され、お互いへの理解を深めたり、心の距離感を縮めたりすることを目的とします。懇談会のように議題に対する話し合いが行われる場合もありますが、あくまで目的は交流であるため、課題の解決自体は求められません。
いわゆる「関係者同士の楽しい集まり」が懇親会、というイメージで問題ありません。食事会・カラオケ大会・スポーツ大会・バーベキューなど、さまざまな形態の懇親会が存在しています。
ここでは、懇談会に参加するときの注意点をご紹介します。懇談会は個人としてだけではなく「子どもの保護責任者」や「コミュニティの一員」として参加するものです。ほかの参加者との関係性も踏まえたうえで、周りに迷惑をかけない振る舞いを心がけましょう。
懇談会に参加する際は、必ず時間厳守で行動しましょう。懇談会の参加者は、仕事や家事、育児のわずかな隙間を縫って、必死に時間を作っているかもしれません。1人のルーズな行動が、周りに大きな迷惑を与えてしまう可能性を認識しましょう。
懇談会の進行が遅れると、内容自体を変更せざるを得なくなる場合もあります。全参加者への公平な発言時間を担保するためにも、時間を厳守のうえで、スムーズな進行を妨げないように心がけましょう。
懇談会では、当日前にあらかじめ大きなテーマが与えられます。いざ自分が話す順番になったときに慌てないように、話したい内容を整理したうえで参加しましょう。
支離滅裂な内容を話してしまうと、周りに意図が伝わらず、混乱や困惑の原因になってしまいます。人前で話すのが苦手な人であれば、断りを入れたうえでカンペを持ち込むのもよいでしょう。
懇談会は、保護者様同士の話し合いの場です。自分の意見を明確に伝えることはもちろん大切ですが、一方的に話す場ではないことも覚えておきましょう。
自分以外の意見を傾聴し、時には価値観が大幅に異なる相手の話を尊重してこそ、懇談会に求められる「話し合いによる議題の解決」が実現します。相手を論破によって説き伏せることがないように、冷静さや思いやりを失わない心構えも大切です。
多くの保護者様の悩み事として挙げられるのが、懇談会中のお子さんの所在です。ここでは、学校での懇談会の間にお子さんをどうするべきかをご紹介します。各々のライフスタイルや働き方と照らし合わせながら、家庭ごとの対応を考えていきましょう。
学校での懇談会では、お子さんを家族に預けて参加するご家庭も少なくありません。学校から特別なお知らせがない場合は、何らかの対策を家庭で打つ必要があります。
とはいえ今の時代、家族が仕事で預けられない人や、実家が遠くて頼れない人も多いでしょう。昨今では社会の変化に合わせ、学校側でも「子どもたちも参加可」や「子どもたちの待機所あり」のような対策を講じている傾向にあります。
懇談会では、別室や教室で子どもたちを待機させている場合もあるようです。たとえば懇談会中は図書室や視聴覚室などが解放され、読書や宿題などをしながら過ごすことも。
学校によっては「体育館や校庭で遊んでいてもOK」というケースもあります。学校によってそれぞれのルールがありますので、資料を確認のうえで対応していきましょう。
今回は、懇談会の意味や目的、懇談会に参加する際のポイントなどをご紹介しました。小学校の懇談会では、主に子どもたちの学習進捗や学校生活を議題とした話し合いが行われます。懇談会で得られる情報を通して、お子さんの成長をさらにサポートしていきましょう。
お子さんの成長を後押しする習い事では、プログラミングが注目されています。プログラミングでは、問題解決能力や論理的思考力、創造力、想像力など、お子さんの将来を豊かにするための幅広い非認知能力が育まれます。
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