「また同じ公園?」「どこかほかのところに遊びに行きたい」そんな子どもの声に、思わずハッとした経験はありませんか。子連れでのお出かけは、つい行き慣れた場所ばかりになりがち。
でも、子どもの好奇心や成長のチャンスを広げるためには、いろいろな遊び場を体験させてあげたいものです。そこで今回は、子どもの発育にとってなぜ遊びが重要なのかを解説するとともに、さまざまなタイプの遊び場や子どもが楽しめるスポット、さらには発育に役立つ習い事まで幅広くご紹介します。
子どもにとって遊びはただの暇つぶしではなく、体を動かしたり想像力を働かせたり他人と関わったりするなかで、さまざまな能力が自然と育まれます。ここでは、子どもの成長を促す遊びの効果を紹介します。
子どもは遊びを通して、自然と体を使う動きを覚えます。走る、跳ぶ、登るなど一つひとつの動作が、筋肉や骨、そして運動神経の発達に影響を与えるのです。とくに、屋外の遊び場では、思い切り体を動かすことで、基礎体力がしっかり身につきます。
また、子どもが成長していくうえで欠かせないバランス感覚や柔軟性も、遊びを通して自然と鍛えられていきます。運動が好きな子どもに育てるには、日々の遊びがとても大切なのです。
大人と同じように、日常の中で子どもは小さなストレスを抱えているものです。幼稚園や学校での人間関係、勉強へのプレッシャーなど、知らず知らずのうちに心が疲れていることも。そんなとき、子どもにとって遊びは最高のリフレッシュ方法です。
好きなことに没頭したり思い切り体を動かしたりすることで、心がスッと軽くなります。親子で一緒に遊ぶ時間があれば、保護者様への信頼や安心感も強まり、心の安定にもつながるでしょう。
遊びのなかには、小さな「できた」がたくさんあります。たとえば、高い遊具に自力で登れたときやルールのある遊びで勝てたときなど、達成感を得られる体験は、子どもの自信につながるはず。
また、自由に遊ぶなかで「どうしたらうまくできるのか」を自分で考える機会が生まれ、自立心が育成されます。遊び場でのさまざまな経験は、子どもにとって小さな成功体験の積み重ねなのです。
公園やキッズパークなど、ほかの子どもと関わる遊び場では、自然と「順番を守る」「協力する」「譲る」などの社会的なルールを学べます。さらに、言葉をやり取りするなかで、コミュニケーション能力が磨かれるメリットも。
ほかの人の気持ちを知り、自分の気持ちを伝える練習になるので、遊びを通じて得られる人との関わりは、将来の人間関係の基礎にもなります。
一見バタバタと動き回っているように見える子どもの遊びですが、実は集中力を養う時間でもあります。積み木やブロック、パズルなどの遊びでは「最後までやりきる力」が自然とつくものです。
また、屋外でのアスレチックなどでも「次はどうやって登るか」などを考えながら体を動かすことで、頭と体を同時に使う集中力が育ちます。こうした遊びの場での経験は、勉強にもつながる大切な力を育ててくれるのです。
子どもと遊びに行く場所を選ぶ際、なんとなく決めているご家庭も多いでしょう。実は、遊び場選びにはいくつかのポイントがあります。子どもが安全に楽しく過ごせる場所を選ぶためのポイントをご紹介します。
遊び場によって対象年齢は異なります。幼児向けの遊具が充実した公園もあれば、小学生以上が楽しめるアスレチック施設などもあります。年齢に合わない遊び場では、子どもが飽きてしまったり安全面で不安が出てしまったりすることも。
事前に公式サイトや口コミで、どんな年齢層が楽しんでいるかをチェックしておくのがおすすめです。子どもの年齢や発達段階に適した場所を選ぶことで、より充実した時間を過ごすことができます。
子どものために選んだ場所でも、保護者様が疲れてしまっては意味がありません。トイレや休憩スペースが整っているか、飲食スペースがあるかなど、大人の快適さも大切です。
とくに、乳幼児を連れての外出では、おむつ替えや授乳スペースの有無もチェックポイント。保護者様がリラックスできれば、子どもとの時間ももっと楽しく、心に余裕をもって過ごすことができます。
屋外の遊び場は天候に大きく左右されます。雨の日や真夏・真冬などは、屋内型のキッズパークや大型ショッピングモール内の遊び場が便利です。
急な天候の変化に備えて、屋内外どちらも遊べるスポットを選ぶのもおすすめ。子どもが快適に過ごせる環境を確保することで、急なトラブルも避けることができます。
子どもが夢中になって遊べる遊び場には、さまざまなタイプがあります。外遊びが好きな子もいれば、室内での遊びを好む子もいます。ここでは、それぞれの個性に合った遊び場の種類を紹介します。
定番の遊び場といえば、やはり公園。すべり台やブランコなどの遊具が充実しており、自由に走り回れる広場もあります。近所の公園でも、季節ごとの景色を楽しんだり、お弁当を持参してピクニック気分を味わったりすることもできます。
芝生のある公園なら、小さな子どもでも安心して遊ばせることができるのも大きな魅力です。地域によっては、大型遊具や水遊びゾーンを備えた公園もあるので、子どもの好みに合わせて選んでみましょう。
雨の日や暑すぎる日でも快適に遊べるのが、屋内型キッズパークの魅力。トランポリンやボールプール、大型すべり台など、子どもが夢中になる遊具が豊富に揃っています。
施設によっては、年齢ごとにエリアが分けられているため、小さな子どもでも安心して遊ばせてあげることが可能です。保護者様の休憩スペースも整っていることが多く、親子で快適に過ごせます。
最近ではショッピングモール併設型のキッズパークも増えており、お出かけ先の選択肢としてとても便利です。
小学生以上の子どもには、チャレンジ精神を刺激するアスレチック施設がおすすめ。ロープや丸太を使ったコース、ジップラインなど、全身を使ったダイナミックな遊びが楽しめます。
自然の地形を生かした施設も多く、探検気分で遊べるのが魅力です。体力やバランス感覚を養えるのはもちろん、挑戦するなかで「できた」という達成感を味わえるのもポイント。
休日に家族でアウトドア気分を楽しみたいときにもピッタリです。
交通ルールを学びながら楽しめる遊び場が、交通公園やサイクリングパーク。信号や横断歩道が再現された小さな道路で、子どもたちが自転車やゴーカートに乗って遊ぶことができます。
楽しみながら交通安全を学べるので、とくに小学生の子どもにおすすめ。普段とは少し違った体験ができるため、飽きずに何度も通いたくなる場所です。また、無料や低料金で利用できる施設が多いのも、保護者様にとってうれしいポイントのひとつです。
自然とふれあいながら過ごすことができるデイキャンプは、子どもにとってとても刺激的な遊び場です。川遊びや虫取り、簡単な火起こし体験など、普段できない体験が満載。大自然のなかで過ごすことで、子どもの好奇心や探求心が育まれます。
デイキャンプなら、日帰りで気軽にアウトドア気分を味わうことができるのも大きな魅力。さらに家族のコミュニケーションも深まり、親子の思い出作りとしても最適です。
遊園地やキャラクターパークなどのテーマパークは、子どもが非日常を味わえる特別な遊び場。アトラクションを楽しむだけでなく、ショーやイベント、キャラクターとのふれあいや撮影など、思い出に残る体験がたくさんあります。
子どもの年齢や興味に合わせて行き先を選ぶことで、より満足度の高いお出かけとなるでしょう。誕生日や記念日など、特別な日のレジャーとしてもピッタリな遊び場です。
生き物とふれあえる水族館や動物園は、子どもの五感を刺激する遊び場です。たとえば、イルカショーやふれあいコーナーでは、動物たちとリアルにふれあえることができ、命の大切さを学ぶきっかけとなります。
館内を歩きながら観察することで、集中力や観察力も自然と育まれます。屋内型の水族館なら、天候にも左右されずに楽しめるのもメリット。幅広い年齢の子どもはもちろん、大人も楽しめるスポットです。
全国各地には、子どもが思い切り楽しめるおすすめの遊び場がたくさんあります。ここでは関東・関西・九州の人気スポットをくわしくご紹介します。
東京都あきる野市にある東京サマーランドは、子ども連れに大人気の大型レジャー施設です。夏の屋外プールはもちろん、天候に左右されない全天候型の屋内プール「アベンジャードーム」もあり、一年を通して水遊びを楽しむことができます。
流れるプールやスライダー、キッズ専用の浅いプールなど年齢別にエリアが分かれているため、小さな子どもでも安心。夏期には「アドベンチャーラグーン」で巨大バケツがひっくり返る水の演出など、迫力満点の水遊び体験もできます。
プールだけでなく、遊園地ゾーンには観覧車やコースターなどもあり、一日たっぷり遊べるのも魅力的。駅からシャトルバスが出ているためアクセスしやすく、週末や長期休みのお出かけにピッタリのスポットです。
大阪府枚方市にあるひらかたパークは、皆が親しみを込めて「ひらパー」と呼ぶ関西屈指の老舗遊園地です。100年以上の歴史を持ちながら、常に子どもたちが楽しめるアトラクションやイベントが充実しているのが魅力。
小学生にも人気のジェットコースターやメリーゴーランド、季節限定のプールやスケートリンクなど、年齢に応じた遊び場が幅広く揃っています。小さな子ども向けのエリアもあり、親子でゆったり楽しむことも可能です。
また、動物とのふれあいや花の展示なども楽しめるため、自然とのふれあいも体験できます。週末の家族レジャーにピッタリな、温かみのあるスポットです。
熊本県阿蘇郡にある阿蘇元気の森/阿蘇ファームランドは、自然のなかでのびのびと遊べる体験型レジャー施設です。広大な敷地内には、アスレチックやトランポリン、ふれあい動物園、子ども向けの体験コーナーなど、遊びながら学べるコンテンツが豊富に用意されています。
とくに人気なのは「元気の森アスレチック」。木製の大型遊具や迷路があり、子どもたちは思い切り体を動かして遊べます。施設内には温泉や宿泊施設もあるため、遊び疲れたらリラックスできるはず。
自然のなかで過ごすことで、子どものストレス発散や五感の刺激にもつながります。また家族旅行にもおすすめ。遊びと癒しを両方楽しめる贅沢な遊びスポットです。
遊び場での体験も大切ですが、習い事も子どもの発育に大きな効果があります。集中力や継続力、自己表現力など習い事で得られる力は、将来の土台作りにもつながるはずです。
また、定期的に通うことで生活リズムも整い、責任感や時間管理の意識も芽生えます。とくに小学生は吸収力が高く、いろいろなことにチャレンジしたい時期。子どもの興味や個性に合った習い事を見つけてあげましょう。
習い事にもさまざまな種類がありますが、小学生に人気のある習い事には、共通して「楽しみながら学べる」特徴があります。ここでは、小学生におすすめの習い事をご紹介します。
スイミングは小学生にとても人気の習い事です。全身運動によって基礎体力や持久力、心肺機能をバランスよく育てることができます。水のなかで運動することで自然と体幹を鍛えられ、姿勢の改善にもつながります。また、水に慣れておけば小学校の水泳授業への不安も減り、自信をもって取り組めるでしょう。
スイミングはレベルごとにクラス分けされているスクールが多く、初心者でも無理なく続けやすいのも大きな魅力。バッジテストなどの目標も明確なことで、子どものやる気や達成感も育まれます。
ダンスは体力づくりに最適なのはもちろん、リズム感や表現力も身につく習い事です。ヒップホップやジャズ、チアなどダンスといってもさまざまな種類があり、子ども自身の「好き」を見つけやすいのが特徴です。
音楽に合わせて楽しく体を動かせるため、運動が苦手な子どもでも取り組みやすいのも魅力的です。グループでダンスする場合は、協調性や集中力も養うことができます。また、発表会などのイベントでは、人前で表現する力や自信が育ち、心の成長にもつながります。
小学校で必修化されたプログラミング。教室ではゲームやロボット作りを通じて、楽しく論理的思考力や問題解決力を養うことができます。画面上でキャラクターを動かしたり、アニメーションを作ったりするなかで、子どもは「考える・試す・直す」を繰り返し、達成感を得られるのです。
ビジュアル言語を使った教材が多く、パソコン初心者でも安心。継続しやすく、開きにくいカリキュラムが整っています。IT社会においてプログラミング的思考は将来必ず役に立つため、早いうちから学んでおくことは大きなメリットとなるでしょう。
英会話教室では、楽しく英語に触れながら「聞く・話す・読む・書く」力をバランスよく育てられます。ネイティブやバイリンガル講師とふれあうことで、自然な発音やリスニング力が身につくのも魅力的。ゲームや歌を使ったレッスンが多く、英語に対する苦手意識を持たずに学べるのがポイントです。
異文化への理解も深まり、国際感覚を育てる良いきっかけとなります。人前で英語を話す機会が多く、自信やコミュニケーション力の向上が期待できるのでおすすめです。
ピアノは音感やリズム感を養えるだけでなく、集中力や記憶力、忍耐力を育てる習い事です。楽譜を読みながら両手を動かす作業は脳の活性化にも効果的であり、バランスよく成長を促します。
毎日の練習によって自律的な学習習慣が身につくのはもちろん、発表会では自信や達成感を得られ、自己肯定感の向上にもつながります。最近ではポップスやアニメの曲などの指導も多く、子どもが楽しめる工夫がされているのもうれしいポイント。感性を育てる習い事として、男女問わず根強い人気を誇ります。
今回は、子どもの発育にとってなぜ遊びが重要なのかを解説するとともに、さまざまなタイプの遊び場や子どもが楽しめるスポット、さらには発育に役立つ習い事まで幅広くご紹介しました。
遊びは子どもの成長には欠かせないものです。子どものときからしっかり体を動かして遊ぶことで、バランスよく子どもの心身の成長を促すことができます。また、遊びと同様に習い事も子どもの発育に適しているのも事実です。「楽しい」と「学び」を両立できる習い事を探しているなら「プロクラ」がおすすめ。
「プロクラ」は、子どもたちが大好きなマインクラフトの世界でプログラミングを学べるスクールです。プログラミングを学ぶなかで、勉強に必要な自己解決能力や論理的思考能力を向上させて、勉強を楽しいものに変えられます。ぜひこの機会に、無料体験や資料請求からスタートしてみてはいかがでしょうか。
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