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読書感想文|小学生向けに書き方を徹底解説!書く順番やコツも

夏休みの宿題でよく出される「読書感想文」

夏休みには必ずといっていいほど宿題として出される読書感想文。ほかのドリルや自由研究とは異なり、「読書感想文をそもそもどのように書けばいいかわからない」「本は読んだけど何から書けばいいのかわからない」という小学生が多くいます。

なかには、保護者様と一緒に順序を立てて読書感想文を仕上げる場合も多いでしょう。

そこで今回は、読書感想文を書くのが苦手な子の特徴や読書感想文の書き方、そして読みやすい文章を書けるようになる習い事などを紹介します。

読書感想文を書くのが苦手な子の特徴

まずは、読書感想文を書くのが苦手な子の特徴を紹介します。

本を読むのが苦手

読書感想文が苦手な小学生に多いのが、本を読むのが得意ではない子です。文字数が多い本に苦手意識を持ち、読み終える前に飽きてしまう子もいます。

内容を理解しきれず、結果として感想が書けないというケースもあります。読書感想文を書くには、本の内容をしっかり把握することが必要不可欠です。まずはお子さんの興味の合った本を選び、読書のハードルを下げてあげましょう。

また読み聞かせや、短めのストーリーから始めるのも効果的です。読書が楽しめるようになれば、自然と読書感想文を書く力も身につきます。

文章を書くのが苦手

文字を書くのが苦手な子にとって、読書感想文はとても難しく感じられます。「何を書いていいかわからない」「言葉が出てこない」と悩んでしまい、なかなか書き進められません。書き出しの一文でつまずいてしまうことも多く、自信を失ってしまうことも。

読書感想文は正解が決まっていない分、自由な発想が求められるため、余計に難しく感じます。そんなときは、誰かに話すように書く練習をしてみましょう。まずは思ったことをメモする習慣をつけると、読書感想文を書く力につながります。

考えを言葉にするのが苦手

本を読んで「おもしろかった」「悲しかった」と感じても、読書感想文でどのように表現すればいいかわからない小学生も多いでしょう。

読書感想文では感情だけでなく、「なぜそう思ったのか」を書くことが求められます。読書感想文を書く前に、「どうしてそう思ったの?」と会話を通して問いかけることで、自分の考えを整理できます。言葉にする力が少しずつついてくると、読書感想文にも自分らしさが出てくるでしょう。

集中力がない

集中力が続かない子も、読書感想文が苦手になりがちです。本を読みながら別のことが気になり、感想を書いている途中で手が止まってしまうこともあります。読書感想文は一気に仕上げようとせず、短い時間で区切って進めることがポイントです。

たとえば「今日は本を読む」「明日はあらすじを書く」など順序を立てて進めていくと集中しやすくなります。机に向かう時間を少しずつ増やしていくと、自然と集中力も育ち、読書感想文に対する苦手意識も和らいでいきます。

完璧を求めてしまう

「うまく書かないといけない」と読書感想文に対して完璧を求めてしまう子もいます。このタイプの子は、最初の一文で止まってしまったり、何度も書き直して前に進めなくなったりすることがあります。

読書感想文はあくまで「感想」なので正解や間違いはありません。保護者様が「思ったことを書けば大丈夫」とサポートし、自由に書く大切さを伝えてあげましょう。

読書感想文|基本の流れと順番

読書感想文には基本的な流れがあります。小学生でも取り組みやすくするために、順序をたてて書くことが大切です。ここでは、読書感想文の流れや順番について紹介します。

本を選ぶ

読書感想文は、本選びがとても大切です。小学生にとって難しすぎる内容の本だと、内容が理解できず感想文も書きにくくなります。まずはお子さんが興味を持てるジャンルのものを選びましょう。

また、過去に読んだことがある本を再読して読書感想文を書くのもおすすめです。読むときに「感想文に書くならどの部分をを取りあげようかな」と意識しておくと、読書感想文も書きやすくなります。

感想文を書くことを意識しながら読む

読書感想文を書くには、ただ本を読むだけでなく「どんな感想が書けるか」を意識しながら読むことが大切です。心に残った場面や気になった台詞をメモに残すだけでも、読書感想文の材料になります。

ただ読むよりも、少しだけ感想文を意識して読んでおくことで、文章の内容を深く理解でき、読書感想文に自分の考えをしっかり書き込めるようになります。

構成(書く順番)を決める

読書感想文は、書きたいことを思いつくまま書くよりも、構成を先に決めることで書きやすくなります。まず、読書感想文の基本は「導入・本文・まとめ」の順で仕上げます。

小学生でもこの順番を守れば、読書感想文の形が自然に整います。書く前にどの順番で書くかを整理しておくことが、スムーズな読書感想文作成のコツです。

小学生向け!読書感想文の書き方

読書感想文はそれぞれのパートごとに役割を意識して書くと、読書感想文全体のバランスが良くなり読みやすくなります。ここでは小学生向けの読書感想文の書き方を紹介します。

導入|本を選んだ理由やあらすじ

導入部分では「なぜその本を選んだのか」や「どんな本だったのか」を簡単に紹介します。たとえば「動物が好きなのでこの本を選びました」「友だちに勧められて読みました」などの理由を書きましょう。

また本の内容紹介は、ネタバレにならない程度に軽いあらすじにするといった配慮が必要になります。読書感想文において導入は小学生でも書きやすい部分なので、まずはここから始めてみましょう。

本文|心に残った場面や自分の意見

読書感想文の中心となるのがこの本文です。ここでは自分の心に残った場面や台詞について書き、なぜその部分が印象に残ったのかを自分の言葉で説明しましょう。

小学生でも「どうしてそう思ったのか」という視点を意識すると、読書感想文に個性や感情が表れ、より伝わりやすくなります。感想を具体的に書くことが、いい読書感想文への第一歩です。

まとめ|本を読んで学んだことや気付いたこと

読書感想文の最後は「まとめ」の部分です。ここでは、本を読んで自分がどのようなことを学んだのか、どんな気づきがあったのかを書きます。「相手の気持ちを考えることの大切さに気づいた」「あきらめないことが大切だと思った」など、本から得た教訓や自分の変化を素直に書くことが大切です。

感想文の終わりには「読んでよかった」と思った気持ちや、今後に生かしたいことをまとめるときれいな締めくくりになります。

読書感想文を書くときのコツ

読書感想文をスムーズに仕上げるには、いくつかのコツを意識すると効果的です。次は小学生でも実践できる読書感想文を書くときのコツを紹介します。

心に残った場面があったらメモを取る

読書感想文を書くときは、心に残った場面があればすぐにメモを取っておくと便利です。本を読み終えたときは感想が浮かんでいても、いざ感想文に書く際に何も思い浮かばないことがあります。

小学生には、付箋やノートにメモするスタイルがおすすめです。ただし図書館などで借りた本の場合は、付箋は使用せずノートにメモするようにしましょう。

読書感想文は「何を感じたか」を残しておくことで、書きやすさがアップします。

「なぜ?」を意識する

読書感想文では、「なぜそう思ったのか」を考えることが重要です。小学生でも「なぜおもしろいとおもったのか」「なぜ心に残ったのか」を意識することで、より深い感想文が書けるようになります。

また「なぜ?」を日頃から意識すると、読書感想文を書く力だけでなく思考力を鍛えることにもつながります。

あらすじは簡潔にして自分の意見を多めに書く

読書感想文でありがちな失敗は、あらすじばかり書いてしまうことです。もちろん導入部分なので簡単に説明する必要はありますが、それ以上に大事なのが自分の感想です。

小学生でも、自分がどう感じたのかをしっかり書くことで、読書感想文が評価されやすくなります。「どの場面で何を思ったのか」を中心にすると、読書感想文に自分らしさが出て、読み手にも伝わりやすくなります。

書く前に構成を決める

読書感想文を書く前に「どの順番で書くか」を決めておくことで、迷わずに進められます。構成を考えることで、途中で手が止まったり、書き直しが多くなったりすることを防げるでしょう。

まずは簡単なメモ程度の「書く順番表」を作るのがおすすめです。読書感想文の流れをイメージするだけで、完成しやすくなります。

書いたあとは声に出して読んでみる

読書感想文を書き終えたら、声に出して読んでみましょう。小学生でも音読は効果的で、読みながら「ここ変かもしれない」と自分で気づきやすくなります。

読書感想文は読み手が理解しやすいことが大切なので、声に出して読むことで、自然な表現やつながりを確認できます。書き終わったら、保護者様に読んでもらってアドバイスをもらうのもおすすめです。

読みやすい文章を書けるようになる!おすすめの習い事

読書感想文を上手に書けるようになるには、日頃から文章に親しむ環境を整えておくことが大切です。ここでは、小学生におすすめの習い事をいくつかご紹介します。

作文教室

作文教室は、読書感想文を上手に書けるようになりたい小学生にとって、おすすめの習い事です。学校ではなかなか時間をかけて教えてもらえない「書く力」や「文章の構成の仕方」を、作文教室では丁寧に指導してもらえます。

先生から直接アドバイスをもらうことで、自信をもって書けるようになり、書くことが楽しくなってきます。読書感想文に限らず、作文や日記、将来の小論文や入試作文などにも役立つ力が育つので、早いうちからのスタートが効果的です。

英会話教室

英会話教室は読書感想文とは関係ないように見えて、実は役に立ちます。英会話では、「自分の考えを相手に伝える」練習が多く行われるからです。たとえば「私はこう思うよ」といった表現を英語で繰り返し使うことで、自然と日本語でも考えを整理して伝える力が育ちます。

日頃から自分の考えを整理する力を鍛えることで、読書感想文で「なぜそう感じたのか」を書くときにも役立ちます。また聞く力や話す力が向上することで、人の意見に対して自分の考えを持つ習慣も身につき、読書感想文に深みが出ます。

学習塾

学習塾では、学校での勉強のサポートだけでなく、読書感想文のような作文にも対応している教室があります。とくに国語に力を入れている塾では、文章の読み方や書き方を細かく教えてくれるため、読書感想文を書くときに大きな助けになります。

小学生のうちから文章の読み書きをしっかり身につけておくと、作文だけでなく読解力問題にも強くなり、テストの点数アップにもつながります。勉強の総合力を高めたい人には、学習塾でのサポートがおすすめです。

プログラミング教室

プログラミング教室は、読書感想文と一見関係がなさそうですが、実は「文章を構成する力」や「順序立てて考える力」を育てるのにぴったりな習い事です。プログラミングでは「まず何をするか」「次は何が必要か」を明確に考えて作業するため、読書感想文でも流れを整理する力が自然と身につきます。

また自分の考えを論理的にまとめる練習にもなるため、思考力を鍛えることにもつながります。小学生向けのプログラミング教室では、楽しみながら学べる教材が多く、ゲーム感覚で力をつけられるのも魅力です。

文章構成を考える力を伸ばすなら、プロクラ!

今回は読書感想文を書くのが苦手な子の特徴や読書感想文の書き方、そして読みやすい文章を書けるようになる習い事などを紹介しました。

読書感想文をもっとスムーズに書けるようになりたい子どもたちには、「プロクラ」がおすすめです。プロクラでは、プログラミングを通じて論理的に考える力や構成力が育ちます。これにより、読書感想文のように「考えて順序立てて書く」力が自然と身につきます。自分の意見をきちんとまとめて伝える練習ができるので、国語力のアップにもつながるでしょう。

ぜひこの機会に、無料体験や資料請求からスタートしてみてはいかがでしょうか。

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