小学生にとって工作は、創造力や手先の器用さを育む教育の一つです。工作には正解がないからこそ、作業を通してお子さんの感性や思考力を知る良い機会となるでしょう。
今回は、小学生でもチャレンジしやすい工作のアイデアをご紹介します。紹介する工作のなかには、ハサミやカッターなど刃物を使うものもありますので、お子さんの年齢や成長に応じて作るものを選んでいきましょう。
小学生の工作では、家でも手軽かつ安全に作れるものが人気です。材料を集めやすく、ケガのリスクも少ない工作を13種類ご紹介します。手詰まった箇所は保護者様がサポートしつつ、お子さんの想像性や創造力を引き出していきましょう。
切り抜きが苦手なお子さんでも作りやすい工作が、スポンジ製のスタンプです。好きな形に切ったスポンジに、牛乳パックや厚紙などで作った丈夫な持ち手を付けるだけで完成します。インクを付ければ、好きな場所にペタペタとスタンプを押して遊べます。
スポンジは少し小さめにカットするのがポイント。小さいほど全体的に満遍なくインクを付けられるからです。またスポンジの角をしっかり切り落とせば、より形の綺麗なスタンプになります。
小学生の工作では、折り紙で作るコマもおすすめです。3枚の折り紙を使うので、色選びでもお子さんの個性が反映されるでしょう。コマ作りはシンプルな工程の繰り返しなので、普段折り紙に触れないお子さんでも気軽にチャレンジできます。
コマを回すときは、フローリングやタイルなどツルツルした場所がおすすめ。ノリを使わずに組み立てられるので、後片付けや掃除が簡単なのもうれしいポイントです。作り方は以下のURLを参考にしてみてくださいね。
ストローで作る風車は、折り紙やつまようじなど身近な品でできる工作です。折り紙の部分が羽になるので、裏表で違う色や模様の折り紙を用意すると、回したときに綺麗に見えますよ。つまようじ・竹串などで中心部分に穴を空けるので、肌に刺さらないように注意してください。
できあがった風車は、室内でゆっくり動かすだけでもクルクルと回ってくれます。もちろん公園やベランダに持っていけば、より華やかな動きを見せてくれるはず!使う紙の質感によって仕上がりが変わるのも、五感を使った学びとなるでしょう。
カラフルなストローで、自分だけの笛を作ってみませんか?ストローを8本用意し、それぞれバラバラの大きさにカットします。このとき、長いストローは低音となり、短いストローは高音となります。
下側の空気が漏れないようにセロハンテープで蓋をして、ストローを順番に並べて固定したら完成です。ストローで作った笛は、使用したストローの太さや長さによって音色や音程が変わるため、ぜひ親子で作ってそれぞれの違いを楽しんでくださいね。
カッターを使いこなせる年齢での工作は、ペットボトル製の空気砲がおすすめです。ペットボトルの底を切り抜き、そこに吹き口を切った風船の丸い部分を被せます。ペットボトルと風船をテープで固定すれば、簡易的な空気砲の完成です。
風船部分を引っ張って離せば、驚くほどのパワーで空気が飛び出します。ペットボトルの口のサイズが小さいほどパワーが強くなるため、数種類のペットボトルで試してみましょう。ただし、人には向けないように注意してくださいね。
輪ゴムと割り箸の工作では、男の子に人気のピストルも作れます。空気砲と同様に「人に向けて使ってはいけない工作」のため、道具の使い方を教える機会にもなるでしょう。作り方次第では、連射式タイプへの発展も可能です。
割り箸をマーカーで塗ったりシールを貼ったりすると、よりオリジナリティあふれるデザインになりますよ。輪ゴムの色や種類を変えるだけで見た目や威力が変わるのも楽しいポイントです。以下の記事を参考に、自分だけのピストルを作ってみましょう。
参考:Domani「シンプルな【割り箸鉄砲】の作り方|連射式への発展も写真つきで解説」
ニュートンのゆりかごとは、物質の運動やエネルギーを学べる実験装置です。ビー玉やストローなどを使えば、お子さん自身で工作できます。カッターを使った工程があるので、小さいお子さんは保護者様と一緒にチャレンジしてみましょう。
ビー玉の色合いによって仕上がりの見た目が変わるので、お子さんの色彩感覚や感性を知るきっかけにもなります。すべて同じ色で作るのももちろん良いのですが、グラデーションでまとめたり、あえてバラバラの色を採用したりするのも個性が出ておもしろいですよ。
お子さんの初めての電池工作では、紙コップと電池を使ったペンギンがおすすめです。小学校では、3年生の理科の授業で電気について学びます。授業では電池や豆電球を使った実験をおこなうので、工作を通して電気への知識がさらに深まるでしょう。
紙コップの色を変えれば、カラフルなペンギンや模様つきのペンギンを作れるのが楽しいですよ。サイズを調整して、「親子ペンギン」を一緒に作ってみてはいかがでしょうか。詳しい作り方は、以下のURLを参考にしてくださいね。
参考:工作ネット「【紙コップ工作】とことこ動くペンギンの作り方」
紙コップロケットも、紙コップや輪ゴムの色次第でオリジナリティを出せる工作です。紙コップの周りにロケットの羽根を付けることで、見た目のワクワク感も演出できます。窓の代わりに丸いシールを貼ると、ロケットらしさもさらに倍増!
もちろんこちらのロケットも、人に向けて飛ばさないように注意してくださいね。ペットボトルと比べて小型かつ飛距離が短いため、家の中で遊びやすいのもうれしいポイントです。詳しい作り方は以下のURLを参考にしてください。
牛乳パックのパクパク人形は、ハサミさえ使えれば低学年でも楽しめる工作です。牛乳パックの口から真ん中までハサミで2辺を切り、パックを軽く潰しながら切った部分を外側に開けば「パクパク」部分の完成です。
顔を開いてハサミで輪郭を整えれば、ユニークな表情の人形ができあがります。目や鼻などを描いて、似顔絵風に仕上げても楽しいですよ。カット次第では、ウサギや猫など動物型の人形も作成できます。
食べ終わったお菓子の箱で、手作りの小物入れを作ってみましょう。空き箱のリメイクは、お子さんの創造力や想像力を引き出すのにおすすめの工作です。内外に布やフェルトを貼り付けるだけでも、個性豊かな小物入れが作れます。
真ん中部分を切り落とし、開きたい角度に合わせてリボンを貼り付ければ、宝石箱のようなかわいらしい形状に。複数の空き箱を利用して、引き出しタイプの小物入れ作りにチャレンジするのも良いでしょう。
お子さんとの散歩も楽しくなる工作が、野の花で作る押し花です。公園や緑地で花を摘み(花壇や私有地の花を摘まないように注意!)、ティッシュペーパーで包んで重しを乗せましょう。
数日間置き、完全に花が乾いたら完成です。押し花はラミネートを使うことで、コースターやしおりなどさまざまなアレンジが可能です。フレームを用意し、押し花アートにチャレンジするのも素敵ですね。
手作りスライムは、子どもたちに大人気の工作の一つです。片栗粉100gをボウルに入れ、好きな色の着色料を混ぜ、少しずつ水を加えながらかき混ぜていきましょう。丁度良い硬さになったらスライムの完成です。
市販品のおもちゃとしても販売しているスライムですが、実は家でも10分程度で作れるんですよ。水を入れすぎて柔らかくなってしまっても、片栗粉を足せば調整できます。色・硬さ・量を調整しやすいのが、手作りスライムの魅力であり醍醐味です。
今回は、小学生でもチャレンジしやすい工作をご紹介しました!小学生のお子さんにとって、工作は自身のクリエイティビティを発揮する絶好の機会です。基本の制作方法はもちろん、アレンジや着色などにもぜひ挑戦してみてくださいね。
お子さんの創造力を育む習い事としては、プログラミングも人気です。プログラミングでは、学習者自身が目標を設定し、目標を達成するまでの道筋を考えます。学びのなかで自然と「自分らしさ」や「0から何かを創る能力」が育まれていくのが、プログラミングの大きな魅力です。
「プロクラ」は、子どもたちが大好きなマインクラフトの世界でプログラミングを学べるスクールです。「工作のような習い事を探している」「将来役立つ能力を育てたい」と考えている保護者様は、ぜひこの機会に無料体験教室や資料請求から始めてみてくださいね。
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