「うちの子、最近『マイクラ』って言葉をよく口にするな…」
「お友達の家で夢中になって遊んでいるけど、一体どんなゲームなんだろう?」
お子さんが大好きなマインクラフト(マイクラ)。楽しんでいるのは良いけれど、ただのゲームで終わらせるのはもったいない、と感じている保護者様もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、マインクラフトは世界中の教育現場で注目されるほど、お子さんの「考える力」や「創り出す力」を育む可能性を秘めた素晴らしいゲームです。
この記事では、マイクラを全く知らない保護者様にも分かりやすく、基本的な遊び方から、お子さんが夢中になる理由、そして秘められた教育的な効果までを徹底解説します。
この記事を読めば、お子さんとの会話がもっと弾むだけでなく、マイクラの時間を「最高の学び」に変えるヒントが見つかるはずです。
マイクラは、一言でいうと「デジタルのレゴブロック」のようなゲームです。四角いブロックで構成された広大な世界で、家を建てたり、洞窟を探検したり、動物を育てたりと、想像力の続く限り何でも自由に創り出して遊べます。
マイクラには、「これをクリアしたら終わり」という決まったストーリーや目的がありません。このようなゲームを「サンドボックス(砂場)ゲーム」と呼びます。
砂場でお山を作ったりトンネルを掘ったりするように、子どもたち自身が「次は何をしよう?」と考え、自分だけの目標を立てて遊ぶのが最大の特徴です。
マイクラは、2024年時点で累計販売本数が3億本を突破し、「世界で最も売れたゲーム」として知られています。シンプルなルールながら奥深く、遊び方が無限に広がっているため、小さなお子さんから大人まで、世界中の人々を魅了し続けているのです。
マイクラは、ご家庭にあるさまざまな機器で遊ぶことができます。大きく分けると「パソコン版」と「ゲーム機・スマホ版」があり、それぞれに特徴があります。
どちらの版でも基本的な遊び方は同じなので、お子さんの遊び方やご家庭の環境に合わせて選んでみてくださいね。
カスタマイズ性が高く、世界中の人が作った「MOD」という追加プログラムを入れて、遊びの幅を無限に広げられます。プログラミング学習への応用もしやすいのが魅力です。
▼こんなご家庭におすすめ!
将来的にプログラミングにも挑戦させたい、より自由なものづくりを体験させてあげたい。
設定が簡単で、手軽に始められるのが魅力です。お友達と同じゲーム機を持っていれば、一緒に遊びやすいというメリットもあります。
▼対応機種
Nintendo Switch、PlayStation 4/5、Xbox、スマートフォン(iOS/Android)など
▼こんなご家庭におすすめ!
まずは気軽にマイクラを体験させてあげたい、お友達と一緒に遊ばせてあげたい。
合わせて読みたい▼マイクラは無料で遊べる?
https://www.programming-cloud.com/column/children/2025-03-01/
マイクラには、主に2つの遊び方のモードがあります。お子さんの性格や「今やりたいこと」に合わせて選んであげましょう。
すべてのブロックやアイテムが最初から無制限に使え、空を飛ぶこともできます。敵に襲われる心配もないので、ひたすら建築やものづくりに集中したいお子さんにおすすめです。巨大なお城を作ったり、夢の街並みを再現したりと、創造力を存分に発揮できます。
体力や満腹度のゲージがあり、敵も出現します。生き延びるために、自分で素材を集めて道具を作り、食料を確保し、安全な家を建てる必要があります。計画を立てて工夫する力や、困難を乗り越える問題解決能力が自然と身につくため、初心者のお子さんには特におすすめのモードです。
「サバイバルモードって何だか難しそう…」と感じるかもしれませんが、大丈夫です。最初の目標は「夜を安全に越すこと」。そのために必要な手順を、順番に見ていきましょう。
マイクラの世界で最初にやるべきことは、素手で木を殴って「原木」を手に入れることです。この原木が、すべてのものづくりの基本になります。まずは2〜3本の木を丸ごと切り倒してみましょう。
原木が集まったら、次は「作業台」というアイテムを作ります。これがないと、複雑な道具は作れません。
作業台を地面に置けば、いよいよ本格的な道具作りです。まずは「木のツルハシ」を作りましょう。これがあれば、石を掘れるようになり、より頑丈な道具や便利な「かまど」などを作れるようになります。
夜になると、モンスターが活動を始めます。襲われないように、簡単な家(隠れ家)を作りましょう。最初は土や木を積み上げただけの、小さな豆腐のような家でも十分です。「どうすれば安全か」を考えることが、計画性を育みます。
サバイバルモードではお腹が空きます。周りにいるニワトリやブタ、ヒツジなどを倒して食料を手に入れましょう。かまどで焼いて食べると、満腹度の回復量がアップします。
この5つのステップができれば、最初の夜は安全に過ごせるはずです。この「生きるための工夫」の繰り返しが、お子さんの思考力や問題解決能力を自然と鍛えていきます。
マイクラが子どもたちの心を掴んで離さないのには、3つの大きな理由があります。それぞれの理由を見ていきましょう。
何もない場所に自分の手で家を建て、街を作り、世界を広げていく。この「ゼロからイチを生み出す」経験は、子どもたちに大きな達成感と自信を与えます。レゴブロック遊びが好きな子が、その延長線上でデジタルなものづくりに夢中になるのは自然なことなのです。
明確なゴールがないため、「次は海底神殿を探しに行こう」「空に浮かぶお城を作ってみよう」と、子どもたちは自分で新しい目標を見つけ、遊びを無限に発展させていきます。この自発的な探究心こそが、学びの原動力となります。
友達と同じワールドに入って、巨大建築に協力して挑んだり、どちらがすごいものを作れるか競争したりできます。コミュニケーションを取りながら目標を達成する経験は、社会性や協調性を育む素晴らしい機会になります。
マイクラを通して育まれる創造力や問題解決能力。これらの力をさらに伸ばし、将来に役立つ本格的なスキルへと進化させる方法が「プログラミング」です。
実は、マインクラフトが生まれたスウェーデンでは、ある学校が必修科目に導入したことをきっかけに、その教育効果が世界的に注目を集めました。その学校では、生徒たちがマインクラフトの世界で都市計画や環境問題をシミュレーションするなど、ゲームが持つ学びの可能性が実践されたのです。
参考:Minecraft As A Mandatory Subject In School? Sweet!
ゲームに夢中になるほどの集中力と好奇心は、学びにおいて最高の才能です。お子さんが大好きなマイクラの世界なら、「勉強」という堅苦しさを感じることなく、自然とプログラミング的思考を身につけていくことができるでしょう。
今回は、マインクラフトの魅力と遊び方についてご紹介しました。
「お子さんのマイクラ好きを、もっと可能性につなげてあげたい」
「楽しみながら、将来役立つ力を身につけてほしい」
もし保護者様がそのように感じていらっしゃるなら、ぜひ一度「プロクラ」の無料体験教室にお越しください。
「プロクラ」は、お子さんが大好きなマイクラの世界で、本格的なプログラミングを楽しく学べるスクールです。基礎から丁寧に学べるカリキュラムで、お子さんの「好き」という気持ちを「できた!」という自信に変え、創造力や論理的思考力を大きく育みます。
まずは、お子さんがどんな表情でプログラミングに取り組むのか、その目で確かめてみませんか?
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