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ゲーミフィケーションの意味とは?成功に必要な要素&教育への導入例

子どもに楽しく学習してもらうために「ゲーミフィケーション」を取り入れよう!

「子どもがゲームばかりでなかなか勉強してくれない……」「ゲームと同じくらいの集中力で勉強にも取り組んでほしい……」。そんな悩みを抱えている保護者様は多いのではないでしょうか。

子どもたちにとって、非現実的な世界に飛び込めるゲームは魅力的な存在です。ゲームは時に現実よりも想像力や冒険心をかき立て、ワクワクとした気持ちにさせてくれます。そんなゲームの特徴を学習に取り入れた方法が、ゲーミフィケーションです。

今回は、ゲーミフィケーションの意味や効果、実際に家庭でゲーミフィケーションを取り入れる際のポイントなどをご紹介します。お子さんがゲームに夢中になる理由を理解したうえで、勉強の楽しさにもつなげていきましょう。

ゲーミフィケーションの意味とは

ゲーミフィケーションとは、ゲームに使われている構造やシステムを、ゲーム以外の領域で応用する取り組みです。ゲーミフィケーションは20世紀から提唱されており、おもにビジネス領域で用いられています。

たとえば販売業務のインセンティブや、成績優秀者への特別な福利厚生なども、大義ではゲーミフィケーションに含まれます。ゲーミフィケーションでは、遊び心や報酬などの要素を効果的に取り入れながら、対象の好奇心やモチベーションを刺激することが目的です。

昨今、ゲーミフィケーションの考えを学習領域に取り入れる活動が活発になっています。ゲーミフィケーションは子ども教育だけではなく、企業での研修などにおいても効果的に楽しく学習を進められるシステムなのです。

ゲーミフィケーションでもたらされる効果

ここでは、ゲーミフィケーションによってもたらされる効果をご紹介します。子どもの頃「ゲームのキャラクター名はすぐに覚えられるのに、歴史上の人物の名前はなかなか覚えられない」という経験をした人も多いのではないでしょうか。

ゲームが与えてくれる好奇心や興味関心の理由を学び、ゲーミフィケーションの導入につなげていきましょう。

友達と競い合いながら学習できる

ゲーミフィケーションでは、友達と競い合いながら学習できます。スコアボードの役割を持つシステムを備えることで、自分と友達の点数を照らし合わせながら競争心を燃やせます。

主体的な学習のために必要な要素の一つが、仲間やライバルの存在です。一人よりも友達と一緒に勉強するほうが、よそ見をせずに集中できる場合もありますよね。ゲーミフィケーションでも同様に、対戦ゲームで遊ぶように友達とゲーミフィケーション学習することで、本来以上の集中力や成果が期待できます。

勉強にポジティブなイメージを持てる

ゲーミフィケーションには、勉強にポジティブなイメージを抱かせる効果もあります。普段の勉強につまらなさを感じているお子さんでも、ゲームのシステムが組み込まれることで知的好奇心が刺激され、楽しみながらゲーミフィケーション学習に取り組めるでしょう。

たとえば昨今では、小学生向けの学習ゲームやアプリなどが展開されていますよね。カラフルな画面に問題文が表示され、正解するとキャラクターのカードデータが手に入るものも。

コレクション要素の楽しみも、ゲーミフィケーションの魅力の一つです。遊びと同じような姿勢で勉強も楽しめれば、モチベーションもどんどん上がっていきます。

自己成長を実感できる

自己成長を実感できる点もゲーミフィケーションの魅力です。従来の学習で明確な自己成長を感じるためには、定期的なテストや成績表が必要でした。ゲーミフィケーションでは、自分のステータスや学習の進捗が視覚化され、客観的に認識しやすくなります。

強みや弱みをリアルタイムに把握できるため、学習の方針も立てやすく、自分の立ち位置も正しく認識できます。たとえばゲームの操作方法が上達した結果、最初は勝てなかった強いボスが倒せるように、ゲーミフィケーション学習でもレベルアップを感じられるのです。

ずるをせず、まじめに学習に取り組める

ゲーミフィケーションは、ずるをせずにまじめに学習するためにも効果的です。たとえば勉強嫌いな子どもは、学習を早く終わらせるために回答を写したり、適当に回答して終わらせたりするケースがあります。

ゲーミフィケーションでは学習に没入感を得られ、思考・回答すること自体に楽しさを感じられます。勉強嫌いの子どもでも真摯に学習に取り組みやすい環境がつくれるため、従来よりも身になる勉強につながっていくでしょう。

ゲーミフィケーションを成功させるために必要な9つの要素

ここでは、ゲーミフィケーションを成功につなげるために必要な要素をご紹介します。ゲーミフィケーションは、学習を単純にゲーム化させるだけではすぐに飽きられてしまうものです。長期的に学習に取り組むための仕組みを学んでいきましょう。

遊びを通した学力の向上

ゲーミフィケーションを成功させるためには、遊びを通した学力の向上が必須です。ゲーミフィケーションの注意点として、ただゲームで遊んでいるだけになってしまうことが挙げられます。

ゲーミフィケーションでは、子どもたちの学習に必要な要素や強み・弱みを理解したうえで、結果につながるプログラムを組む必要があります。

競争心・闘争心

ゲーミフィケーション学習では、競争心や闘争心が大きなポイントです。たとえば営業職では、従業員同士の闘争心を煽るためにメンバーの成績を公表するケースがありますよね。これも立派なゲーミフィケーションの一つです。

「負けたくない」という気持ちは、一人では感じられません。ゲーミフィケーションによってライバルを作り出し、あえて一定のストレスを生じさせることで、主体的な学習につなげていきます。

達成感

達成感もゲーミフィケーションで大切な要素です。大人や子どもにかかわらず、ゲームで遊ぶ理由は達成感を味わいたいからですよね。強い敵を倒した、対戦相手に勝った、町や牧場を完成させた……。ゲームにおける目標設定・実行・達成のサイクルは、ゲーミフィケーションにも活用できます。

達成感のためには、現状ではやや困難な目標を設定し、努力を積み重ねる必要があります。達成感は成功体験につながり、自己肯定感を生み出しさらなる挑戦の糧になるのです。

報酬

ゲーミフィケーションでは、努力の対価になる報酬が不可欠です。たとえばロールプレイングゲームでは、敵を倒すとお金や経験値がもらえます。ゲーミフィケーション学習では、おやつのようなちょっとしたご褒美が該当するでしょう。

ただし、報酬のための学習は手段と目的が入れ替わってしまいます。モノによる報酬は適度なバランスで取り入れつつ、達成感・充実感・自己成長などの精神的な報酬に価値を与えられるように誘導していきましょう。

状態の可視化

一般的なゲームでは、今自分がどのような状態にあるのかをすぐにチェックできます。いわゆる「ステータス確認」や「所持金確認」などが該当します。ゲーミフィケーションでも同様に、状態を可視化することで自分の立ち位置を認識しやすくなるでしょう。

たとえば学習の進捗チェック表を作り、完了した部分を塗りつぶしていく方法が挙げられます。目標と比較した現在地の把握は、継続的な学習のモチベーションにつながっていくでしょう。

明確な目標・課題の提示

明確な目標・課題の提示も、ゲーミフィケーションに必要な要素です。ゲームでは定量的な課題が用意され、クリアするためにプレイヤーが少しずつ成長していきます。漠然とした目標ではなく、具体的な数値や期日を設定した目標を決めることで、主体的な学習の姿勢が生まれます。

迅速なフィードバック

ゲーミフィケーション学習では、迅速なフィードバックが重要です。たとえばロールプレイングゲームでは、敵を攻撃した際のダメージが数字によって表示されます。

倒した結果もらえるお金や経験値も数値化されており、行動に応じた成果がすぐにわかるシステムになっています。ゲーミフィケーションでも、自分の行動がどれほどの成果を生んだのかがすぐにわかるシステムが大切です。

たとえば問題を解いた直後に採点されたり、すぐにミスの原因がわかったりするシステムが挙げられます。

ストーリー性

ゲームの骨子を作るストーリー性は、物語やシステムへの知的好奇心を刺激します。ゲーミフィケーション学習でも、思わず次のストーリーを読み進めたくなるようなワクワク感を導入することで、より高い効果が得られるでしょう。

選択の自由度

ゲーミフィケーションは、お子さんに選択の自由を与えることで成功しやすくなります。たとえば「最初は算数から始めたけれど、難しくてわからない。先に国語や英語から着手しよう」のように、ルールに縛られないシステムづくりが求められます。

自由度の高いゲームは創造性が発揮しやすく、没入感も上がります。お子さんが自分らしさを発揮できるゲーミフィケーション学習では、勉強のストレスも軽減できるでしょう。

子どものゲーミフィケーションで取り入れたい概念

ここでは、お子さんのゲーミフィケーション教育で取り入れたい概念をご紹介します。ポイントがつかみにくい場合は、お子さんがゲームに熱中している様子を観察してみましょう。ゲームならではのやりがいや中毒性の理由を分析することが、ゲーミフィケーションの成功につながります。

ミッション・クエスト

ゲーミフィケーションでは、ミッションやクエストの存在が必要です。学習の場合は「計算問題を連続で10問正解してみよう」や「英語の単語を正しく並び替えてみよう」などが当てはまります。

ゲーミフィケーションで必要な要素である「報酬」を得るためには、ミッションやクエストをクリアする必要があります。子どもの成長段階に応じたミッション・クエストを用意することで、自己成長を感じながらゲーミフィケーション学習に取り組めるでしょう。

レベルアップ

ゲーミフィケーションにおいて、レベルアップはモチベーションに直結する概念です。たとえばロールプレイングゲームの場合、スタートしたばかりの頃は弱いモンスター相手にすらてこずってしまいます。しかしバトルとレベルアップを重ねることで楽に勝てるようになり、もっと強いモンスターにも挑めるようになります。

ゲーミフィケーション学習でも、レベルアップの概念を取り入れることは可能です。たとえば、まずは基礎問題で少しずつレベルアップしながら学力の土台を作ります。十分に力がついたら、応用問題やタイムアタックに挑戦できるようになります。

敵になる対象

ゲーミフィケーションでは、敵になる対象が必要です。倒すべき相手がいるからこそ、目標達成に至るまでの道筋を考えられます。たとえばゲームにおけるラスボスを倒すためには、入念なレベルアップやアイテムの準備、ラスボスの弱点のリサーチなどが求められます。

学習でも、大きすぎるハードルの設定は挫折の原因になりますよね。ゲーミフィケーションでは手前に小さなハードルをいくつも設定し、少しずつ着実に自己成長を重ねることで、大きな敵でも倒せるようになります。

子どもの特性や目的に応じて適切なゲーミフィケーションを取り入れよう

ゲーミフィケーションで重要なポイントは、お子さんの特性や目的に応じて適切な要素を取り入れることです。取ってつけたようなゲーム要素は、お子さんにとって煩わしく感じることもあります。「勉強に興味を持たせようとしているのがバレバレ」と思われ、興が削がれてしまうのです。

また一言でゲームといっても、さまざまなジャンルがあります。ロールプレイング・シミュレーション・パズル・育成・アクション・格闘・テーブルゲーム……。それぞれのジャンルごとにシステムの特徴が異なります。ゲーミフィケーションの導入方法も、ジャンルによって大きく変わります。

お子さんが実際に熱中しているゲームジャンルやシステムを分析し、効果的にゲーミフィケーションに取り入れていきましょう。

能動的な学習を習慣づける習い事なら「プロクラ」

今回は、ゲーミフィケーションの意味や教育にゲーミフィケーションを取り入れる際のポイントをご紹介しました。お子さんの教育におけるゲーミフィケーションの実践では、サンドボックスゲームの作品である「マインクラフト」が注目されています。

マインクラフトでは想像力や創造力、論理的思考力など、学習に関連する能力を幅広く養えます。そんなマインクラフトと、これからの時代に役立つ技術である「プログラミング」を融合させた習い事が「プロクラ」です。

プロクラでは、子どもが大好きなマインクラフトの世界で楽しくプログラミングを学べます。「学習にゲーミフィケーションを取り入れたい」「ゲーミフィケーションが実践できる習い事を始めたい」と思っている保護者様は、ぜひこの機会に無料体験教室や資料請求から始めてみてはいかがでしょうか。

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