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プログラミング教育

プログラミングが苦手な子の特徴と勉強嫌いを克服する7つのヒント

プログラミングに苦手意識を持つ子どもたち

子どもたちにとってプログラミングは、「ゲーム感覚で楽しい」「将来の選択肢が広がる」といったポジティブなイメージがありますが、一方で、専門性を感じて「難しそう」と抵抗感を持たれることもあります。

プログラミングが苦手になる原因やきっかけは、1つとは限りません。子どもたちの性格や興味、理解度など、さまざまな要因が複数重なって苦手意識は芽生えます。ただし、周りのサポートや学習方法の工夫次第で、苦手を克服することも可能です。

本記事では、プログラミングに苦手意識を持つ原因と、勉強嫌いを克服するためのヒントなどを紹介します。「難しいから無理」と諦めず、お子さんが楽しみながらプログラミングを学べるように、ぜひ参考にしてみてください。

プログラミングが苦手な子の特徴

ここでは、プログラミングが苦手と感じる子どもたちに共通した特徴を解説します。ただし「あてはまるものがあれば苦手」と決まるものではありません。苦手意識はさまざまな要因から生まれることを認識したうえで、参考にしてみてください。

失敗を恐れている

「プログラミングは難しそう」という先入観から失敗を恐れ、苦手意識を持ってしまうことがあります。プログラミングはエラーがつきものです。その度にモチベーションが下がったり、エラーが怖くなったりすると、「自分にはできないもの」と認識してしまいます。

エラーは失敗ではなく、成功のためのチャンスと捉えられるか。また、できないことができるようになる楽しさを感じられるか。その前向きな思考が、プログラミングには必要といえるでしょう。

論理的思考が苦手

論理的思考とは、物事を順序立てて考えること。プログラミングは理想とする動作を実現するために、合理的な順番で指示を出さなければなりません。結果をすぐに求めてしまい、それまでの過程となる「論理的思考」を苦手とする子どもたちは、プログラミングに対しても苦手意識を持ちやすい傾向があります。

論理的思考を鍛えるには、保護者様がお子さんとの会話のなかで「それはどうしてなのかな」「なぜそう思うのかな」という声掛けをすることが効果的です。

数字や計算に抵抗がある

プログラミングには、高度な算数のスキルが必要というイメージをもつ子どもたちもいます。算数が苦手で、数字や計算に抵抗がある場合には、プログラミングに対しても「自分には不向きなもの」と、抵抗を感じやすくなるでしょう。

実際は、算数の基礎知識があれば十分に学べます。さらには算数を克服するために、プログラミングを学ぶこともおすすめです。プログラミングを通して数字や論理的思考に触れていくうちに、自然と苦手意識が薄れていくでしょう。

集中力が続かない

プログラミングはパソコンで黙々と作業をすることが多いため、集中力が続かない場合に苦手と感じることがあります。じっと座って作業するよりも身体を動かすほうが好きな子どもたちや、友達とコミュニケーションを取りながら取り組みたい子どもたちにとっては、プログラミングが苦手と感じるかもしれません。

自然と集中力を高めるためには、子どもたちが興味を持てる内容にしたり、小さな達成感を多く味わえるようにしたり、学習内容や進め方を工夫するといいでしょう。

問題解決能力が足りない

プログラミングはエラーがつきもので、その都度、解決していかなければなりません。そのため、問題解決能力が未熟な子どもたちにとってはエラーを苦痛に感じ、プログラミングが苦手と感じるようになってしまいます。

しかし問題解決能力が未熟だからこそ、プログラミングを学ぶのがおすすめです。はじめはうまくできなかったとしても、プログラミングを通して自然と問題解決能力が鍛えられていきます。

パソコンが苦手

パソコンの操作が不慣れで苦手な子どもたちは、プログラミングに対する抵抗感が強い傾向にあります。実際にパソコン操作の経験が少ないと、削除や保存、コピーといった、プログラミング以前の段階でつまずきやすくなるかもしれません。

ボタンが多いキーボードや操作が多いパソコンは、何も知らない子どもたちにとっては難しく、「間違って操作したら壊してしまうかも」と恐怖心を抱きがちです。まずは、操作に慣れることから始めるといいでしょう。

結果が見えずやる気が出ない

プログラミングは小さな作業の積み重ねによって、目標とする動作が実現します。そのため、コツコツとした作業が苦手だったり、すぐに結果を出したかったりする場合には、プログラミングが苦手になることがあります。

子どもたちでも結果をわかりやすくするには、プログラミングの進み具合に合わせた小さな目標を、多く作ることがおすすめです。ひとつずつ成功体験を積み重ねることで、飽きずにプログラミング学習が継続できるでしょう。

プログラミングに苦手意識が芽生える原因

プログラミングに苦手意識が芽生える原因は1つとは限りません。さまざまな原因が重なることで「苦手」を生んでいます。子どもたちがなぜプログラミングを苦手と感じるのか、その原因を詳しく見ていきましょう。

学校の授業だけでは理解できない

学校のプログラミングの授業が興味のない内容であったり、ついていけなくなったりすると、「自分には向いていない」と思い込んでしまいます。苦手だと思い込む前に、お子さんが楽しいと思える教材で補習をするといいでしょう。

また学校の授業では、わからないことがあってもすぐに質問できず、そのままにしてしまいがちです。放置をするとどんどん苦手になってしまうため、その場合は、すぐに質問できる環境があるプログラミング教室へ通うのがおすすめです。

数学的な考え方が必要

プログラミングは論理的思考や、法則を見つけてほかの場面に応用するといった、数学的な考えが必要になります。そのため、子どもたちが「プログラミングは難しいもの」というイメージを抱きがちです。

しかしながら、数学的な考え方が苦手な子どもたちにこそ、プログラミング学習がおすすめです。小学生が行うプログラミングには高度なスキルは必要なく、楽しみながら夢中になっていくうちに、自然と数学的な考え方を身につけられます。

失敗が目に見えやすい

プログラミングでは、エラーがつきものです。エラーを失敗と捉えてしまう子どもたちは、その度に自信をなくして「自分には向いていない」と思ってしまいがちです。また、エラーの対処法がわからない場合も、先に進めなくなって挫折してしまう原因になります。

プログラミングのエラーは、目標にたどり着くまでの通過点であり、成長するためのチャンスと捉えられるといいでしょう。わからないときに、すぐ質問できる環境があることも大切です。

抽象的な概念が理解できない

「変数」や「関数」といった、日常生活では使わない抽象的な概念が理解できず、プログラミングに抵抗を感じる子どもたちもいます。「変数」とは、計算や処理に使う値を一時的に記憶しておくこと。「関数」とは効率アップのために、よく使う処理を関数としてまとめておくことです。

難しいと感じるかもしれませんが、視覚的に操作ができるソフトを使えば、子どもたちでも簡単にプログラミングができます。変数や関数の理解は必須ではないので、安心してください。

明確な目標を立ててない

明確な目標を立てないと、やるべきことがわからずに挫折してしまうことがあります。さらに、学習のモチベーションが上がらず、勉強効率まで下がってしまいます。プログラミングに限らず、前向きに勉強へ取り組むためには、目標を明確に立てることが重要です。

目標を立てるときには、子どもたちでも達成しやすい小さなものを、数多く設定することがおすすめです。達成感を味わう機会を与えることで、成功体験を増やし、モチベーションの向上につながります。

周りと比べて自信がなくなる

周りと比べてパソコンに不慣れであったり、プログラミングのエラーに対処できなかったりすると、「自分にはできない」と思い込んで自信をなくしてしまうことがあります。わからないことがあっても「恥ずかしい」と感じて質問できず、悪循環になってしまう場合もあるでしょう。

自信をなくしてしまったときには、プログラミング教室で学習を補うことがおすすめです。わからないことがすぐに聞ける環境があり、楽しく学んでいるうちに、自然とスキルアップできます。

勉強嫌いを克服する7つのヒント

プログラミングに苦手意識を持つ原因はさまざまですが、克服する方法もまた人それぞれです。ここでは、プログラミングの勉強嫌いを克服するためのヒントをご紹介します。お子さんに合った方法を探してみてください。

小さな成功体験を積む

小さな成功体験を積み重ねると、自信がついて意欲的に学ぶようになります。子どもたちの「できた」を増やすためには、簡単でシンプルなプログラミングから始めるといいでしょう。徐々にレベルアップをしていくことで、自分自身で成長を感じやすくなります。

「もっとできることを増やしたい」と自主的に学ぶ姿勢が身につけば、モチベーション維持にもなります。プログラミングでエラーが出たとしても、成長のチャンスと前向きに捉えられるようになるでしょう。

ゲーム感覚で学ぶ

ゲーム感覚で学べる学習法を取り入れることで、子どもたちの興味関心を引き出し、プログラミングに対するハードルを下げられます。たとえば、ゲームやイラスト、ロボットを使ったプログラミングは、楽しみながら夢中になれるでしょう。

プログラミングが楽しいと思えるとモチベーションが上がり、自主的に学ぶ姿勢が身につきます。自分から「次はこれをやってみたい」と意欲的になり、「やりなさい」と言われるよりも、勉強効率がアップするでしょう。

一緒に取り組む仲間を見つける

一緒に取り組む仲間を見つけると、わからないことがあったときに教え合えるため、協力して勉強が進められます。知識やスキルを仲間と共有できるうえに、教え合うことで理解度もアップします。プログラミングで作った作品を見せ合うのもいいでしょう。

また、孤独感や挫折感を軽減できるところも大きなメリットです。プログラミングのエラーが続いてつまずいても仲間が助けてくれたり、「できた」を仲間と共有できたりすると、達成感やうれしさが1人のときよりも倍増します。

失敗を恐れない心構えを持つ

失敗は恥ずかしいことではなく、成長するチャンスと捉えられることが大切です。プログラミングはエラーの発生を避けては通れません。エラーを失敗と捉えてしまうと、その度に自信をなくして挫折してしまいます。

プログラミングでは、エラーが解消できればできることがまた1つ増え、必ず一歩前進します。エラーのような失敗を前向きに捉えて、解決できたことを成功体験として自信につなげれば、失敗を恐れない心構えが身についていくでしょう。

適切な教材を選ぶ

お子さんの興味やプログラミングの理解度に合った教材を選びましょう。興味のないものや難しすぎる教材は、苦手意識や挫折の原因になります。子どもたちでもわかりやすいプログラミングソフトや教材を使えば、「できた」が多く経験できてモチベーションも上がるでしょう。

また小学生の場合は、学年によってプログラミングの理解力や興味が大きく変化します。低学年は直感的に操作できるソフトを使ったり、高学年はロボット教材に挑戦したり、成長に合わせることが大切です。

短時間でも勉強する習慣を身につける

1日10〜15分ほどの短時間でもいいので、毎日プログラミングに触れる時間を作り、勉強習慣を身につけるのがおすすめです。すぐにできる簡単な課題を毎日1つだけであれば、飽きやすく集中力が続かない子どもたちでも続けられるでしょう。継続していくうちに自然と机に向かえるようになり、プログラミングへの苦手意識も薄まっていきます。

プログラミングを通して毎日少しずつ学ぶ習慣が身につけば、ほかの教科にもいい影響を与えてくれるでしょう。

勉強に集中する環境を整える

子どもたちがプログラミングの勉強に集中できるように、環境を整えてあげましょう。まずは集中できる静かな場所と、わからないことがあったらすぐに質問できる体制が必要です。さらにパソコンやネット環境、ソフトウェアといった、プログラミングのための設備を整えなければなりません。

「すべてを整えるのは難しい……」という方には、プログラミング教室が最も効率的な方法です。十分な設備環境のなか、一緒に勉強する仲間と先生がお子さんを支えてくれます。

ポジティブな思考を目指す!おすすめの習い事

子どもたちが苦手意識を持つのは「どうせ自分にはできない」という、ネガティブな感情によるものです。何においても前向きに取り組めるように、ポジティブな思考を育みましょう。ここでは、おすすめの習い事を5つご紹介します。

プログラミング教室

プログラミング教室では、達成感が得やすく、失敗を前向きに捉える力が身につきます。自分で試行錯誤しながら作り上げたプログラミングが実際に動き出すと、大きな達成感を得られて、自己肯定感も上がります。「できた」を実感することで、自信にもつながるでしょう。

プログラミングではエラーがつきものですが、解決できたときにはスキルアップできています。そのためエラーのような失敗が起きても、成長のチャンスと捉えて前向きに取り組む姿勢が自然と身につくでしょう。

ロボット教室

ロボット教室とは、製作キットを使ってロボットを組み立て、プログラミングによって操作をするといった体験ができる教室です。組み立てからプログラミングまで、うまくいかないことも多くありますが、完成のために粘り強くやり遂げる姿勢が身につきます。

始める前は「完成するのかな」と不安になるかもしれませんが、試行錯誤の末に自分で作ったロボットが動いたときには、「やればできるんだ」という前向きな気持ちを強く育んでくれます。

英会話教室

母国語以外の言語を学ぼうとする場合、間違えたり失敗したりする機会が多いかもしれません。しかし英会話教室はポジティブな指導が特徴なので、「間違えたら恥ずかしい」と心配することもなく、失敗を恐れずにどんどん挑戦する姿勢が育まれます。

英語でのやりとりを通して、異文化に触れられることも大きなメリットです。さまざまな視点や発想に触れることで、自分では考えつかないような、ポジティブな思考にも出会えるかもしれません。

スポーツ教室

スポーツ教室での活動を通して、失敗しても前向きに努力する姿勢が身につきます。失敗したりうまくいかなかったりすると、どうすれば改善できるかを考えて練習を重ねます。その結果できるようになれば、成功体験として子どもたちの自信になるでしょう。

また身体を動かすことはストレス発散になり、心に安定をもたらします。スポーツを楽しむことでネガティブな感情を払拭し、スポーツ教室以外の時間でもポジティブな気持ちを持ち続けてくれるでしょう。

音楽教室

音楽教室では、できるようになるまで練習を重ねる必要があるため、努力を続ける姿勢が育まれます。目標達成までの道のりが長いからこそ、できたときの達成感は大きく、努力を続けられた自分に対して自己肯定感が上がります。

なかなかできるようにならず、何度も練習が必要になることがあるかもしれません。そこで諦めずに取り組む力が養えれば、音楽以外でも、さまざまなことに前向きな気持ちで挑戦できるようになるでしょう。

プログラミングをしっかり学ぶなら「プロクラ」

プログラミングが苦手だからこそ、環境が整ったプログラミング教室でしっかり学ぶのがおすすめです。「プロクラ」では人気ゲームの「マインクラフト」の世界で学べるため、プログラミングが苦手な子どもたちでも始めやすい環境が整っています。

遊んだことのあるゲームであれば、プログラミング学習を始めるときのハードルが下がるでしょう。始める前は「プログラミング的思考が理解できない」と思っていても、夢中になっていくうちに、スキルが自然と身についていきます。

プログラミングが苦手だと思っていても、興味のある内容であったり学習環境が整っていたりすれば、勉強も楽しめるはずです。ぜひ、無料体験教室や資料請求からスタートしてみてはいかがでしょうか。

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