お役立ち情報

子ども教育

小学生の修学旅行|意義や目的、小学校の修学旅行で得られるものとは

修学旅行っていったい何をするの?

小学校の修学旅行は、おもに6年生で実施される学校行事です。旅行先の体験を通して、教室だけでは得られない学びを得られます。遠足や社会科見学とは異なり、宿泊をともなう旅行であるため、コミュニケーション力や自主性などの育成も強く期待されます。

小学生のお子さんを持つ保護者様によっては、修学旅行が「お子さんの初めての長期旅行」となるケースもあるでしょう。修学旅行を実りある内容にするためには、旅行の目的を学び、お子さんや保護者様の不安を事前にケアしていくことも大切です。

今回は、小学生の修学旅行の目的や、修学旅行によって得られるものをご紹介します。大人と比べて社会経験がまだまだ少ない小学生にとって、修学旅行は視野を広げる絶好の機会。修学旅行の意義や目的を学び、お子さんの学びを後押ししていきましょう!

修学旅行の意義・目的とは

修学旅行の意義や目的は、文部科学省によって定められています。そもそも修学旅行とは、文部科学省が定義する「学校行事」の一つ。学校行事の目標・意義は、以下の4つです。

  • 望ましい人間関係を形成する
  • 集団への所属感や連帯感を深める
  • 公共の精神を養う
  • 協力してよりよい学校生活を築こうとする自主的・実践的な態度を育てる

さらに修学旅行(文部科学省による「旅行・集団宿泊的行事」)による目的・定義は、以下のように定められています。

  • 平素と異なる生活環境にあって、見聞を広め、自然や文化などに親しむ
  • 集団生活のあり方や公衆道徳などについて、望ましい体験を積む

修学旅行は子どもたちにとって、新鮮な環境で新しい学びを得られる体験です。修学旅行によって得た経験は、学校生活の充実やお子さん自身の心の成長につながっていくでしょう。

参考:文部科学省「学習指導要領『生きる力』」

小学校の修学旅行で得られるもの

ここでは、小学校の修学旅行で得られるものをご紹介します。小学生が修学旅行で得られるものは、現地での経験や知識だけではありません。一次体験を通してこそ得られる感情や能力を知り、お子さんの感性や非認知能力を育んでいきましょう。

自主性や自己管理能力

修学旅行で得られるものとして、自主性や自己管理能力などが挙げられます。自主性とは「自分がやるべきことを自分で判断し、行動に起こせる能力」。自己管理能力とは「自分の行動・思考・感情などを自分で管理し、コントロールできる能力」です。

修学旅行では、先生による最低限の指示や管理はあるものの、行動中や自由時間では子ども自身の判断が求められます。保護者様という「いざというときに頼れる相手」がいないからこそ、自分の問題を自分で解決するための力が磨かれるのです。

歴史や文化への理解

修学旅行では、旅行先の歴史や文化への理解が育まれます。社会における情報化の影響が教育現場にも広がる昨今では、オンライン学習を通じてさまざまな学びを得られるようになりました。しかし五感を使った一次体験は、座学だけでは得られない学びを与えてくれます。

たとえば鍾乳洞のひんやりした温度に、歴史の深い木造建築の温かみや存在感。山道に咲く花の美しさや、古き良き街並みのノスタルジーな雰囲気。実際にその場所に足を踏み入れることは、より深い記憶や体験としてお子さんの心に刻まれます。

協調性やコミュニケーション力

修学旅行では、友達との協調性やコミュニケーション能力も磨かれます。修学旅行は友達との自由時間も醍醐味の一つですよね。大人の管理から離れたシーンでコミュニケーションをとることで、仲間と力を合わせたり話し合ったりするスキルが育成されます。

また学校生活と比べると、修学旅行では「普段はあまり話さない子や気が合わない子」とコミュニケーションを取るシーンも多いものです。自分とは異なる価値観を持つ相手と交流する機会は、お子さんの精神的・人間的な成長につながるでしょう。

親への感謝の気持ち

修学旅行が楽しい思い出であふれるほど、保護者様への感謝の気持ちが生まれます。たとえば旅行先でおいしいものを食べたとき、美しい景色に触れたとき、友達ともっと仲良くなれたとき。お子さんの心の中では「修学旅行に来てよかった!」という気持ちが広がります。

まだ幼い小学生時代では、お金を出してくれた保護者様への感謝は芽生えにくいかもしれません。しかしお子さんが中学、高校、社会人へと成長していくなかで「自分は幼い頃から大切にされていたんだな」という温かな想いが育まれていくでしょう。

子どもにとって貴重な経験となる修学旅行!

修学旅行は、日常では得られない「学び」と「発見」に出会えるイベントです。普段は教科書や画面で見ているものが、実際に目の前に登場したとき、学習が「実感」に変わります。五感を通して触れた学びは、お子さんにとって忘れられない体験になるでしょう。

また共同生活や集団行動を通して、仲間との絆が深まるのも修学旅行ならではの経験です。トラブルやハプニングも成長の種になり、お子さんの大人への一歩を後押ししてくれるでしょう。

お子さんによっては、修学旅行での体験が「将来の夢や目標を考えるきっかけ」になることも。お子さんが気持ちよく修学旅行に出発できるように、保護者様も一緒に旅行先の情報を調べておくのもよいでしょう。

修学旅行に向けて親ができるサポート

ここでは、小学生のお子さんを持つ保護者様向けに、修学旅行に向けてできるサポートをご紹介します。修学旅行の主役は、もちろん子どもたち自身。当事者であるお子さんが旅行先でより幅広い学びを得られるように、保護者様としてできることを考えてみましょう。

体調管理を徹底する

充実した修学旅行のためには、お子さんの体調管理が大切です。手洗いやうがいなどの基本的な衛生ケアはもちろん、安定した生活リズムを維持できるように努めましょう。とくに修学旅行直前の夜更かしや寝不足は、当日コンディションを下げる原因になってしまいます。

お金の管理方法を教える

修学旅行では、学校から指定された金額のお金をお子さんに持たせるかと思います。自由に使えるお金が多い修学旅行は、お金に関するリテラシーを育成する機会です。現金は貴重品であることを教え、紛失や盗難のリスクや予防策をお子さんと一緒に考えてみましょう。

持ち物を一緒に準備する

修学旅行では忘れ物が付き物です。どれほど事前に確認していても、なぜか忘れ物をしてしまうのが修学旅行の「あるある」です。少しでもリスクを下げるために、持ち物は保護者様と一緒に準備しましょう。オリジナルの持ち物チェックリストを作り、直筆でチェックしながら準備を進めるのもおすすめです。

前向きな気持ちにさせる

修学旅行で一番大切なのは、旅行を楽しむための前向きな心!お子さんによっては、旅行自体に後ろ向きの感情を持っているケースもあるでしょう。お子さんの趣味や関心と旅行先の情報を結びつけたり、スポットの情報を調べて想像力を広げたりするなどを試しつつ、少しでもお子さんがポジティブな気持ちで出発できるようにサポートすることが大切です。

子どもの自主性を育む習い事なら「プロクラ」

今回は、小学生が修学旅行によって得られるものや、保護者様としてできるサポートなどをご紹介しました。修学旅行で育まれた自主性やコミュニケーション力をさらに引き出すためには、お子さんの非認知能力を育成する習い事がおすすめです。

多くの習い事のなかでもとくに注目されているのが、小学生向けのプログラミングスクール。プログラミングは、自主性・論理的思考力・協調性・問題解決力・創造力など、お子さんの幅広い能力を養える習い事として人気が集まっています。

「プロクラ」は、子どもたちが大好きなマインクラフトの世界でプログラミングを学べるスクールです。「子どもの人間力を育てたい」「将来役立つスキルを養いたい」と考えている保護者様は、ぜひこの機会に無料体験教室や資料請求からスタートしてみてくださいね。

COLUMN

関連記事